一昨日、我が家に植物学者さんがやってきた。
何でも、とにかく植物に詳しい方らしい・・・・
ふうちゃんの職場の同僚だった方なんですけどね。
お話を聞いたところ、
オランダのライデン大学までいらっしゃって、
シーボルトの標本の、ブナの生態を調べてきたそうな・・・
どこへ行っても、道ばたの草や木を見ると、
立ち止まって先に行かなくなるという、そんな人だそうです。
軽井沢の早春の草花を見に、いらっしゃったのです。
まあ、そういう方ですから、
来た早々、とにかく庭に出て、
草花をひたすら見ていらっしゃった。
そして、わかったのは、
我が家には、珍しい、貴重な草花があるということでした。
私も、こちらに来るようになって、
草花、特に花のつく、美しい草花の名前を知りたい
と思うようになったので、
このチャンスに、是非とも知らない草花の
名前を教えてもらいたい、と思ったわけです。
今回、みつけたのは、次の2つです。
一つは、シロバナエンレイソウ

これは、とにかく珍しい花らしい。
そして、アズマイチゲ。

こちらは、別荘地内の散歩道に群生したそうです。
それから、スミレも、こちらでは東京で見られない
ケマルバスミレ、とか、エイザンスミレなどもあったようです。

普段、私は、花が咲いていれば、
気がつくのですけど、
でも、スミレなんていうと、小さくて
ほとんど気にしていないのです。
しかし、東京では見られない種があるようで、
大切にしてほしいと、いわれました。
ところがねえ・・・・・・・
何しろ、我が家の庭ですからね。
そうはいっても、やっぱり、草ぼうぼうにしておくのは、
ちょっと、気が引ける・・・・・
なにせ、あの、草取り大好きだった母の娘ですからね。
草ぼうぼうは、どうしても気になるのよ!!
植物学者の大先生曰く、
「草ぼうぼう、がいいんです。自然のままで置いておく
そうすれば、植物の生態がわかります。
それが一番大切なんです!!」とのことで・・・・・
確かに、植物学者としては、そうなんでしょうけどねえ・・・・
我が家の庭としては、そうもいってられない・・・・
別荘地のほかのお宅を見ると、
みんな、木を切り、芝生を植え、ここ特性の
植物生態系は、全く変わってしまっている場所が
多くあります。
それって・・・・・・
どうなんでしょうか・・・・・
でも、別荘の管理の方は、こういいます。
「軽井沢は年々温度が上がっているといいますが、
それは、皆さんが木を切り、日当たりをよくするので
エアコンが必要になるんです」と。
でも、こうもおっしゃいます。
「家のためには、日当たりがよくないと、痛みますからね
暮らすためには、やっぱり適度の日当たりが必要です」
うーん・・・・・・
我が家は、木が多く残っています。
あえて、切らなかったから。
でも、そのため、植物を植えてもあんまり育たない。
日当たりが悪いので、日陰の植物しか育たないんです。
きれいな花を見たい、育てたい・・・・
だけど、それでは、軽井沢らしさがなくなってしまう。
この二つの問題は、どう折り合いをつけたらいいのでしょうか。
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