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軽井沢の花たち

  • ツリフネ
    軽井沢の庭に咲く花を集めてみました。東京では見られない花がたくさんあるのに、驚きます。

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賢いトラ

久しぶりに、トラの話でもしよう。

トラ・・・・我が家の猫です。御年15歳・・・・もう老猫です。

老猫・・・・・・・・・ともなると、賢くなる。

そう、賢くなるんですよ。

最近、すっかり、あちこち、出歩くことが多くなった我が家では、

一番の問題が、トラをどうするかということなんです。

猫って、一匹でほおっておけるのは、せいぜい2泊まででしょうか。

それ以上は無理ですね。

餌の問題がありますし、トイレの始末もある。

猫って、汚れた場所では、やらないんですよ。

きれい好きなんでしょうね。

それで、たいたい、二泊までの旅にしか出かけられません。

実は、それでも問題があるんです。

あちこちに、餌をばらまいておくんですが

(だって、沢山同じ場所においておくと、、一度に食べちゃいそうで)

それでも、見ている訳じゃないから、いつ食べているかは不明。

旅から帰ってくると、それこそ、大変な歓迎にあります。

「ニャーゴ、ニャーゴ、ニャー・・・・おなかすいたよーーー」と。

「きっと、食べちゃってるんだよ、一度に」

「困ったねえ・・・・・」

「かわいそうだなあ、あんまり出かけられないねえ」

とまあ、そんな会話がいつも、旅から帰るとあるわけ。

そこで、とうとう、あれを買っちゃいましたのよ。

あれですよ、あれ。

飼い猫自動餌給器・・・・・・です。

時間が来ると、えさが出てくると言う、優れものの機械です。

Img_0485

この機械、餌さえ入れておけば、時間ごとに、同じ量の餌が、

ちゃんと出てきます。賢い機械なんですよ。

トラも、この機械にはびっくりの様子でしたね、最初の頃は。

トラは、腹時計がしっかりしておりまして、

ちゃんと、8時間おきに泣くんです、一日三度。

それこそ本当にうるさい猫でして、一時間ほど前からそわそわし出して、

私のそばに、しっかり寄ってくる。

そして、連呼するんです。

「ニャーゴ、ニャーゴ、ご飯、ご飯、ご飯ちょうだーーーい!!」とね。

そのうるさいことといったら、もう、たまらないんです。

「五月蠅いわねえ、なんだってそう、五月蠅いのよ!!」

と、私は、いつも、トラの餌の時間が近づくと、怒鳴っていた。

で・・・・・・・・・・・・・・まあ、・・・・・・この餌給器を使うようになったら・・・・・・・・

出かけるのも楽になったんですが、

それ以上に、助かったのが・・・・・・・

この、五月蠅いトラの連呼から解放されたことでした。

Img_0486

私のそばには、やってこなくなった・・・・・・・・

そのかわり、この写真のようになったんです。

餌給器の前に陣取って、

じーーーーっと・・・・・・じーっと・・・・・・見てるのです。

「まだ出てこないのかな、まだかな、まだかな?」と、

ひたすら、待ってる。

不思議なことに、泣かないんですよ。

人間は、泣けばほだされて、早くくれるけど、

機械は、泣いてもくれない。

時間が来ないと出てこないんですね。

それで、ただひたすら、こんな風に

前で、じっと、じっと待ってるのです。

もう、私は用無しに、なったみたいです。

「もう、このひと、餌、くれないものね、」と、理解したみたい。

とらも、だてに年を取ってるわけじゃないのね。

賢い猫なのよね。

マタタビ

昨日の顛末を・・・

いつものごとく、トラをつれて東京に帰りました。

今回は、マタタビ作戦!!

これがねえ、

本当に、効果満点だったのです。

いつもなら、鳴いたり、騒いだり

おまけに、必ずはいてしまうトラが、

今回は、ずっと恍惚状態・・・・

というか、半分寝てましたね。

これまでは、かかりつけの獣医さんに

猫の酔い止めの薬をもらって、(あるんですよ、猫にも酔い止めの薬)

何が入っているやら・・・・ひょっとしたら、

マタタビも入っているかも?

飲ませて車に乗せるのですが、

今回は、やめてしまったのです。

というのも、薬を車に乗る前30分ぐらいに飲ませると、

睡眠剤でも入っているのでしょう

うとうと、ぼんやりと寝ている感じなんですが、

ものの30分もすると、薬が切れるらしく

起き出して、相変わらず騒ぐし、

はいてしまうのです。

それで、あまり効果がないので、やめたというわけ。

そんなわけで、今回は、何も飲ませなかったので、

行きは、本当につらそうでしたね。

軽井沢まで約、2時間半・・・・

きついですよ、トラを抱きながらあやすのは。

運転も大変だけど、トラのおもりの方がよっぽど大変。

そんな、行きだったのですが、

帰りは、同じ2時間半でしたが、全く楽でした。

時々、起きて騒ぎそうになると、マタタビを鼻先にちらつかせて

「寝ている方が楽よ」と、声をかけながら

なでてやると、どういうわけか、また目をつぶって

静かに、ぼんやりして、うとうとしてました。

「マタタビ」は、猫の酔い止めには効果満点です!!

おためしあれ!

ただし、ネットを調べると、注意書きに書いてあった。

与えすぎると、呼吸困難になって死に至る・・・とか。

もっとも、粉末にしたものを食べた場合らしいですが。

枝の匂いをかいでいるだけなら、

まあ、大丈夫なのでしょうけど・・・・

それにしても、猫の媚薬って、不思議ですね。

トラのお気に入り

ご無沙汰いたしました・・・・・

今日は、軽井沢におります。

あちこち、出かけたり、忙しくしておりました。

九州へ行ったりもしておりました・・・・20年ぐらいぶりでしょうかしらね。

すっかり変わった、長崎を見てきました。

まあ、そのお話はちょっと、おいておきまして

今日は、トラのお話。

トラは、14歳のメタボ猫。

その、トラが一番嫌いなのが、車に乗ることです。

車に乗ると、まず、第一に怖がる。

そして、酔うのです。車にのせると、戻してしまう。

メタボ猫でも、とてもつらそうです。

なんとか、酔わないようするには、どうしたらいいのかと。

そこで、考えた・・・・・・・・・

トラの好きなものを与えてみたら、どうかしら、と。

トラの、好きなもの?

トラの好きなものって何?

そりゃ、餌よ!だって、食いしん坊だもの!

だけど・・・・酔って、戻すんだから、食べ物は厳禁じゃないの?

そう、いつも、餌は、車に乗る前は、与えないのがきまりだものねえ・・・・

それじゃあ、トラの好きなものって?

猫の好きなもの・・・・・

そう、あるじゃないですか、ねこの大好物が!

「マタタビ」

ご存じですか?

「猫にマタタビ」という言葉を。

いえ、いえ、そもそも、マタタビって、ご存じかしら?

ご存じない方は、こちらをご覧くさい。↓

http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/

山によくある樹木です。

初夏の頃、葉が白くなるのでよく見分けられます。

ハンゲショウと、よく似ております。半夏生は草ですが、こちらは木です。

それでね・・・・・・・

ねこは、この枝が大好きで、食欲がないときや

元気がないときにあたえると、すぐに元気になるという

話はよく知られております。

でも、本当かしら?って、思いませんか?

私も、半信半疑だったのですが・・・・・・

まあ見てくださいませ。こちらを!!

Img_0078

本当だったんですねえ!!!

トラが、マタタビの枝に、スリスリしております。

本当に、スリスリするんですねえ。

もう、うっとりしているのです。

不思議ですねえ、何がそんなにいいのでしょうか?

葉っぱではありません、小さな枝に、スリスリしているんです。

聞くところによると、マタタビは、キーゥィと同じ科だそうで

キーゥィの枝にも、同じ反応をするそうですよ。

軽井沢の、家の周りの沢山生えているので、

帰りには車の中を、

マタタビだらけにしてみようかと、思っております。

さて、効果のほどは、いかがでしょうかしらね?

トラを黙らせるには?

久しぶりに、トラの話でもしましょう。

トラは、14歳になる、オスだった茶トラの猫です。

かつては、母が家にいたので、私たちが軽井沢に行くときには

母とお留守番だった。

しかしながら、母がいなくなってしまってからは、

いつも一緒に、軽井沢に連れて行っております。

ところがねえ、

トラは、車が、大嫌いなのよ!!!

車に乗せると、怯えて、手の豆には、汗がびっしょり。

おまけに、どうやら車酔いをするらしく、よく戻すのだ。

それで、この頃は、ご飯を食べないで乗せるようにするものだから、

乗っている間中、鳴いてばかりいて、大変なのです。

それどころか、この頃では、車に乗せるために出すケージを見ただけで

怯えて、どこかに隠れてしまうようになった。

そう、トラの条件反射!!

ケージをみると、恐ろしいことになると、

どうやら、トラの頭にはインプットされたらしい!!

さて、

話は変わって、今朝のこと・・・・・

今日は、ふうちゃんが早朝出勤だった。

で・・・・つまり、私たちが起きたので、

トラは、もう、朝ご飯の時間が来たと思うらしい・・・・

「ニャーゴ・・・僕のご飯、ニャーゴ、僕のご飯」

と、連呼し出すのだ。

これがねえ、とにかくうるさい!!

くれるまで、絶対に鳴きやまない。

それこそ、赤ちゃんが泣くのと一緒です。

「うるさい!!」と、恫喝しようが、

「いい子だから、もうちょっと待ってよ」と、宥めようが、

絶対に、ダメ。

この声を聞くと、私は頭が痛くなる・・・・

なんだか、動物虐待しているみたいな、気がしてくる。

まあ、一緒に、トラにもご飯をあげちゃえば

すむのかもしれないのだけど・・・・

ただでさえ、メタボのねこだからねえ・・・

なんとか、いつもの時間まで、待ってもらいたいと思う訳よ。

そこで・・・・・・・・・・

つまり・・・・・・・・・・

そうなのよーーーーーーー!!

トラを黙らせるには・・・・・・・・・・・

そう、そう、あれですよ。

トラのケージですよ。

Img_7035

あれを、起きると同時に、一緒に出してみた・・・・

ハハハ・・・・・

「トラだましの術」ですな。

そうしたら・・・・・・・どうなったと思いますか?

トラのぎょっとした顔!!

あれを見たとたん、飛んで逃げた!!

どこへ?

お風呂場の隅へ・・・・・

Img_7032

そうして、小さくなって、毛を逆立てて・・・・

黙って、ひたすら黙って、ひっそり隠れてしまった。

あらら・・・・・・・・

こりゃ、ちょっと、薬が効きすぎたかも・・・・

それから、そう・・・・・2時間ほど、トラはご飯の催促もせず

ひたすら、じっと、お風呂場で縮こまっておりました。

うーーーん・・・・・・

こりゃ、こっちの方が、動物虐待?トラ虐待?かなあ・・・

でもさ、

それで、トラのメタボが、ちょっとでも改善すれば、

いいかなあ・・なんて言うのは、人間のかってかな・・・

嫌われもの

このところすっかり、
トラに嫌われている。

トラ・・・・
メタボの、オス猫、我が家の王様です。

まあ、大体が・・・
私はトラに嫌われては、
いたんですけどね。

なにせ、
私は、トラをこね回す。
だって、可愛いんだもの。
つい、触りたくなるじゃないですか。

おまけに、
このところ、すっかりトラの
餌係を、廃業してしまった。
だって、
トラの餌係は母なのだから。

だけど・・・・
だけど・・・・
このところのトラは、
全く私に寄りつかない。

私の顔を見ると、
プイと、横を向いて、
さっさと、回れ右をするのだ。

そりゃないだろうが・・・・
こんなに、可愛いと思っているのにさ。
こんなに、愛しているのにさあ・・・

もっぱら、私の
片思いなのですよ。
すっかりこのところね。

何故か!!!

じつは、
ここ数日、私はトラの後を
追い回しているのだ。

「トラ、ちょっとここに座ってよ」

「トラ、こっち向いてよ」

「トラ、寝てないでよ」

「トラ、ダメだって、そっちじゃないよ」

フフフ・・・・
何やってると思いますか?

そうなの・・・・
トラの絵を描こうと、頑張ってるの。

描きたいトラの絵は
目がパッチリ開いた、
可愛い姿なんですよ。
ですからね、
トラに、眠られたら、ダメなの。

ところが、
トラは、お腹が一杯になると
すぐ、丸くなって寝込んでしまう。

たまたま、いい具合に
可愛い目を開けているときは、
とにかく、動く。

右を向いている絵を
描きはじめれば、
すぐに、顔を逆にしてしまう。

「おいおい、そりゃないだろうが・・・
右向きを描いているのよ。
ちょと、こっちに向いてよ」と
顔を、右に向かせると・・・・

「五月蠅いなあ・・・
僕は、こっちを向きたいのさ
あんたの、勝手にはならないよ」
ってな具合でして・・・

とにかく、トラの向きを
追い掛けて、私は
あっちへ、行ったり、
こっちへ行ったり・・・・

トラの顔を無理矢理
動かしたりしているものだから
トラにすれば、とんでもなく迷惑らしい。

すぐに、嫌気がさして、
逃げ出されてしまうのです。

私は、元々デッサンが苦手。
そこへ持ってきて、
相手が動くとなると、
本当に、描くのは難しいなあと
思うのであります。

そこで、先日、絵画教室で
先生に、聞いてみた。

「私、動くものをデッサンするのが
全く苦手なんですけど・・・」ってね。

そうしたら、先生曰く・・・・

「僕が昔、絵の予備校に行っていたときに
動物のデッサンをしたことがありましてね、
その時、二種類の人間がいましたよ」

「二種類の人間?」

「つまり、動物が動いても、全く気にせず
描いている人と、動く動物を追いかけ回して
同じ形を追い掛けている人間とね」

うーん・・・・・成る程ね。
そういうわけですか・・・・

どうやら、私は、追いかけ回す方らしい。

野球の名選手がよく
球が止まって見える、という。
動体視力というのだそうだけど、
動いているものが、
一瞬止まって見える人間がいる・・・
ってことらしい。
だから、いくら相手が動いても、
一瞬の姿を、描き出せるのだろう。

それって、凄い人だなあと、
おもいませんか?
結局のところ、それって、
練習なのかなあ・・・・

とにかく、
以来、トラは、全く私に寄りつかない。
寄りつかないトラを、
追いかけ回す日々が続いている。

さて、トラの絵は、
いつになったら、描けるのだろうか・・・

鬼の霍乱・・・3

トラはどうやら、治ったようだ。

痛い注射を打ってもらって
家に帰り着き
もう、人間不信になるかと
おもいきや、母は別らしい。

母の布団に潜り込み
すっかり定住してしまった。

このところ寒い日が続いている
せいかもしれないが、
とにかく、ひたすら母の布団。
母が、また、益々甘やかして
トラにご奉仕。

布団を占領されようが
腕を枕にされようが
されるままです。

何度かおう吐していたので
大丈夫かと、思っていたが
帰ってからは
1度おう吐したきりで
昨日は一日何事もなく
終わった。

今まで、たっぷりやっていた
餌を、半量に減らし、
先生がくださった
試供品の、アレルギーのない
猫の餌に変えて
一寸ずつ、一寸ずつ
食べさせている。

食べる量が減ったせいか
動きが減って、
益々寝てばかりの
猫になったけど、
とにかく、一応治ったようです。

家中ほっとしています。

で・・・・・・・・
一段落のはずだった・・・・
ところが・・・・
ところが・・・・・
ところが・・・・・・・・・・・・・
もう一つ、鬼の霍乱が・・・・・・・・

トラを病院に連れて行ったり
心配したり、色々あって
今度は、私がダウンした。

どうやら、風邪のようです。

昨日一日熱のため
寝込んでいた。

寝込みながら
「トラの様子はどう?」と
上に上がってくる娘に
聞いていた。

今日は、3月31日!
そう、ふうちゃんの退職の日だ!
最後の日に、なんと、妻は寝込んでいる・・・・
ああ・・・・・
これも人生だなあ・・・・・

「おい、俺が長年の勤めに疲れて
寝込むというなら、納得できるけどね
何でお前が寝込むんだ?!」と、
ふうちゃんが言う。

そりゃ、まあ、そう言われれば
確かに、そうかもしれないけどさ・・・・・

要するに、
夫婦、一心同体ってやつよ!
貴方の代わりに、
私が、疲れちゃったのよ。

何せ、このところ毎朝、
ハイテンションの
ふうちゃんにつきあわされて
朝のはやくから、たたき起こされて
夜は夜で、毎夜、あちこちの
お別れ宴会で遅いのに
つきあわされてるんだから。

ちょっとは、そのあたりを
ご理解いただきたいものだわ
フン!

最後はやっぱり、
フンのピーコなのです。

鬼の霍乱・・・2

トラは、病気です。

昨日から、もう、何度も戻している。
こんなトラの姿を見るのは、初めて。

娘も母も、私も、オロオロ・・・

私もオロオロするのだから、
これはもう、本物の病気です。

昨日の朝、前の晩一寸食べさせた食事
(パックの柔らかい鮪の餌)を
何とか戻さないでいたので
治ったのだろうと、一安心していた。

ところが、
9時頃(食べてから2時間ほど経って)に
また、食べたものをすっかり戻してしまった。

そこで、これはもう病気に違いないと
医者に行くことにしたのです。

出かけた先は、
トラをもらってきた、動物病院。
自転車で5分ほどの、駅前の
病院です。
なにせ、元気が取り得のトラ
もう、それこそ、前に行ってから
5年以上は経っている。
先生も、助手さんも、トラのカルテを
探すのが大変だった。
なかなか出てこないのだ。

やっと出てきたカルテを見ながら、
「どんな具合ですか」と先生が聞くので
いままでの状態を話しました。

それからが、大変だった・・・・
何が大変か・・・・
実はね、私、こんなに色々聞かれるとは
思っていなかったんです。

だいたい、
人間の病院に行っても、
問診はこんなに聞かれない気がする。

「今までと変わったことはないか」
「食べ物は、どんなものを食べてるか」
「家の中は、変わったことはないか」
「どこかで、ゴミあさりをしないか」
「食べてからどのくらいで戻すか」
「便の状態はどうか」
「尿はどのくらいの頻度で出るか」
「水を飲みすぎないか」
「餌を変えていないか」
などなど・・・・・

正直言えば、私・・・あんまりトラを
シッカリ見てないのよね。
一つには、トラは下の母の所にいる猫で
我が家にいるわけじゃない、という
言い訳も成り立つんだけど
それより何より、
私たち、トラが元気なのが当たり前でして
病気になることを想定していない。

だから、とにかくトラを
そんなにきちんと、見てないし
管理もしていなかったのです。

仕方がないので、
私が見ている範囲のことを
述べていたのだけど、
どうやら、それが先生には
お気に召さなかったらしい・・・

「猫は、口を利けないのですから
ちゃんと飼い主が、観察してしっかり
見ていなくては行けません」とまあ、
しっかり、お説教をされてしまった。

この先生、
とにかく、蘊蓄が長い・・・
(開院最初の患者で
しかも、他に誰もいなかったのが
長くなった原因かもしれないけど)

じつは、
このところ太り気味なトラのために
餌を、2週間ほど前から
ダイエット餌にしたのだった。
その話をしたところ、

「餌を変えるときには、
急に変えては行けません、
少しずつ、これは大丈夫かなと
様子を見ながら、
一寸ずつ、一寸ずつ変えるのが
常識です」

はあ、常識ねえ・・・確かに
確かに、餌の表示にもそんなことが
書いてあった・・・
(と言っても、それに気がついたのは
帰って、餌の袋を初めて
真面目に読んでみて気がついたのだけど)

何しろ、今まで
トラは、何でも食べる、それこそ、
どんな餌に変えようと、
全然気にせず、好き嫌いもせず
何でも、パクパク食べちゃう
大食らいの猫だったんですからね。

そのトラが、
まさか、餌を変えたぐらいで
戻したりするはずがないと、
我が家の誰もが、
思いこんでいたわけです。

「この頃、猫の食物アレルギーが
よく起こっているのです」と
先生がおっしゃる。

はあ?猫の食物アレルギー?
そんなのあるの?って、思っちゃいますよね。

それからが長かった・・・(話がね)

「猫は本来、ネズミやら、バッタやら、
何でもそこいらにある動物を食べて
暮らしていたンですよ。
それがね、人間の都合で
簡単な、キャットフードに変えられて
人間の方も、楽だし、作る方は
売れて儲かるしで、お互い都合がいいから
食事が変えられた訳です。
だけど、人間の作ったフードは
自然じゃないからね・・・」
とまあ、つまり、先生がいつも
思っておられる自論を述べられた・・・・
(のだろうと、私が思っている)

確かに・・・・
人間のアレルギーも
今まであった、蚤やら、回虫やらが
清潔ということのために
なくなったことによって
起きてきたという、話を聞いたことが
あります。

人間の免疫が、
おかしくなったように
猫の免疫も、
人間の都合で、勝手に
弱められているのかも・・・

トラも、綺麗に清潔にということで
猫は水嫌いにもかかわらず
お風呂に入れたり、
綺麗に洗ってやったりして
どんどん、弱くなっているのかなあ
と、思ったりもします。

私としては、
てっきり、風邪を引いたぐらいにしか
思っていなかったんですが、
どうやら、食事が悪かったらしい。
勝手に変えた、ダイエットフード
これが原因らしいのです。

でも、それって本当だろうか?

だって、トラは、
そのフードをもう、一パック食べちゃってる。
そのくらい、食べた後で
おかしくなるなんてことあるかしら?

疑問は残るんですが
まあ、今回は、そのあたりで
結論になった。

ただし・・・
これで治らなかったら、
もっと悪い病気かもしれない
そうなると、血液検査になるそうな・・・

だけど・・・
だけど・・・
3本も注射されて
3本目は、もの凄くいたかったらしく
それまで、おとなしかったトラが
急に「ニャン!」と叫び声をあげて
飛び跳ねた。
以来、先生を見れば
「フーーーッ」と叫んで、
威嚇して、怒りまくっていた。

「ゴメンね・・・痛い思いさせて」
震えているトラを、しっかり
押さえながら、何度も何度も
トラに謝っている私。

きっと、益々、私が嫌いに
なっているだろうなあ・・・
もう、あのケージには
おとなしく入ってくれそうもない。
まあ、今までも、あのケージには
よい思い出がないから、
入りたがらない、トラでしたが
この一件で、今までにもまして
嫌いになったことでしょう。

さて、
どうしよう、・・・・・
あれから1日、
いまだに、トラは
戻しております。

「猫が戻したときには
一日半以上は、食事を
やめさせるべきです」
という、先生のお言葉。

それによると、
とらは、まだまだ、ずっと
絶食しなくてはだめのよう・・・
可哀想だなあ・・・
でも、先生のおっしゃることだし・・・
守らないとね。

この先生、蘊蓄は長いけど
本当に、動物のことを
心配していらっしゃる様子は
シッカリ感じ取られます。

立派な先生みたいです。

家に帰って・・・・
トラに声をかけるのだけど
どうやら、
私は、嫌われた・・・・
「この人、信頼できない」という
顔で、見られている・・・
相変わらず、私の片思いなんだなあ・・・

「トラよお・・・そんな、怖い顔で
にらまないでよ・・・
病気早く治してあげたいだけなんだからね」

さて、この思い、
通じるだろうか?

鬼の霍乱?

トラの様子が、おかしい。

トラ・・我が家というか下の母の所にいる
茶トラの雄猫、11歳。

もう、だいぶ年ですから、
身体が弱っていてもおかしくはない。
でも、いつもはとにかく元気。
よく食べて、寝て、出して
寝てる。
本当によく寝てる猫です。

まあ、猫なんだから
寝ててもおかしくはないんですが
とにかく寝てる猫なんです。

そのトラが、
2,3日前からおかしい。

おかしい・・・というのは、
寝てるからじゃない、
食べなくなっちゃったんです。

こりゃ、絶対おかしい。
トラが食べないことなんて
今まで、11年一緒にいるけど
小さいときに、風邪を引いたときぐらい。

あのときも、
食べなかった。
えさを前に、首をかしげてた。
食べたそうにしているんだけど、
食べない、食べ物を前に
考え込んじゃってた。

しかし、今回は違う。
今回は、食べ物を前に、考えてない。
そもそも、食べないのだ。
餌が茶碗に、しっかり残ってる。

餌が残っているなんて
前代未聞だ!!

奇跡だ!!
いや、いや、奇跡というのは
いいことに使うんだから、ちがうね、

珍事だ!!
珍事も、ちがうかなあ、
とにかく、今までになかったことなのだ。

そうなると、我が家は
大騒動・・・・

娘がまず、
「病院に連れて行こうよ」
と、騒ぎ出す。

食べ物を食べないなんて、
あの大食漢のトラにしては、
確かに、どうかしてるわけで、
どこかたぶん、具合が悪いのだろう。
そういえば、昨日から
2度ほど、戻しているし・・・

「とら、大丈夫?
どこか、具合が悪いの?
どこが悪いか、教えてよ」
と、つい、聞いてみるんだけど、
何せ相手は猫。
答えるわけもない。

「鰺でも、買ってきて、
食べさせてみようか」と、母。

「鰺より、カニカマじゃない?
トラが好きなのは」と、私。

トラが座っている場所が
寒そうだと、気がついた母。

「トラを、日向に運んでよ」と、言う。

普段だったら、ひょいとつまんで
ドスンと、落とす、待遇が
今回は、まるで、優勝杯を持つごとく
捧げ持って、トラを運ぶ。

全く、トラって、
とんでもない、お宝猫なんだわ。

「トラ、
おまえ、鰺と、カニかま、
どっちを食べてみたい?
たまには、返事してよ」

相変わらずの「ニャーゴ」だけ。
明日は、病院へ行くことになりそうです。

寒がりトラの楽しい日々

久しぶりにトラのお話。

我が家のぐうたら、メタボ猫の
トラは、元気で毎日寝ております。

猫・・・ねるこ(寝る子)は、
本当によく寝てます。

何処で寝ていると思いますか・・・・・・

Tora39

猫って、本当に
自分にとって一番いい場所を
探すのがお上手です。

その場所は
母の布団の中。

寒ーーーくなったこの頃は
そこが一番の寝場所。

母はこの頃は、一日の殆どを
寝て暮らしている。
湯たんぽを抱えて、寝ているので
暖かいのです。

そこで、朝ご飯を食べると
早速母のベットにやってきて
枕元で、ニャーゴと一声、
「いれてーー」と
ご挨拶をする。

母も心得たもので
布団を開けて入れてやると
ボソボソと入ってきて、
ここが不思議なんだけど、
ちゃーーんと、ぐるっと一回転して
頭を前にして、母の腋の下で丸くなる。

それからやる動作がねえ、
これはもう、
猫を飼ったことがない人には
理解できないかも。
例の、モミモミをやるのだ。

この動作を、肩でやってもらうと
肩もみ動作に見えるらしく
「肩もみ猫」になるのだけど、
トラは、母の腋の下でやるのだ。

元々は、
猫の赤ちゃん返りで
お乳を飲む動作から来ているらしい。
親猫の乳を飲むとき
乳が出やすいように、
もんでいる動作なんだそうです。

ようは、トラが一番安心している、
心許しているという
印のようなものなのかもしれません。

一時、その動作をすると
安心して、トラは
朝寝を決め込むのだ。

Tora40

私たちが、朝食に下りてくるまで
小一時間惰眠をむさぼっているというわけ。
全くねえ、
いいご身分だわよ!

世の中には、
この寒空、餌を探して
凍えている猫もいるだろうに、
お腹は満腹、
ポカポカの布団の中で
のんびり朝寝を決め込むなんて
全く、何という贅沢な猫だろう。

そこで、
つい、私は、言ってみたくなる。

「ねえ、トラ、おまえ、自分が
とんでもなく、いいご身分だってこと
分かってるの?」

しかしながら、トラは猫、
こっちの言ってる事なんて
さっぱり分かってないのだ。

返ってくる返事は

「ニャーゴ」ぐらいなものでして・・・・

「お前ねえ、そんなにいいご身分なんだから
ちょっとは、役に立たなくちゃ、
申し訳ないと思うでしょ」

「それにはね、ちょっとは、
お仕事しなくちゃね」

というわけで、
例によって、私はトラを
こねくり回すわけ・・・・・

「お前は、癒し系の猫なんだから
撫でられるのは、お仕事よ」

こうなると、トラはもう、殆どあきらめ顔。
私がこねくり回すのを、じっと我慢の子なのだ。
目を細めて、おとなしくしている。

「全く・・・五月蠅いおばさんだよ
なんでこう、毎日やってきて
俺のこと、なで回すんだ・・・」
と、猫語でつぶやいているかも・・・・

ひとしきり、なで回すと
私も、納得して、というか
飽きて、トラを放すのだけど
その時のトラの、動作がねえ・・・・・

顔をブルブルブルと
振り回して、

「ああーーーーイヤだ、イヤだ
もう、イヤだー」と
叫んでいるんじゃないかと思っちゃうような
そんな動作をするのだ。

毎日、毎日
このトラの楽しい日々は続く・・・

トラの怪我

久しぶりに、トラの話でもしましょう。

Tora37

だいぶ前に、2週間ほど放浪に出たトラは
元気に帰ってきたのだった。

が・・・しかし
その後、味を占めた猫で
(もっともトラは猫なんだけど)
母の目を盗んで、何度か飛び出した。

まあ、そのたびに、極度に
心配する我が家族なのだけど
その後は
2日もすれば、帰ってきたので
安心していたのです。

ところが・・・・・
ある日、トラをよくよく見てみたら・・・・
お尻のあたりを、しきりになめている・・・・

「トラ、どうしたの?」と
捕まえて、尻を見てみたら、
なんと、なんと、
怪我をしているじゃないですか!

「あんた、何処で、この傷付けてきたの!」

「誰かに、やられたんでしょ!」

「相手は誰!」

「とんでもない、猫だわ、うちのトラを
いじめるなんて!」

と、話はどんどん、ふくらんでいって、

「トラ、あんたは、箱入り猫なんだからね
野良猫相手に、勝てるわけないじゃない」

「そうよ、そうよ、
今度、そいつを連れてきなさい、
みんなでやっつけてやるから」

と、まあ、家族一致で、トラをいじめた
猫の敵をとる話になっていった。

そもそも、何で、怪我をしたのやら、
本当の所は、分かってないのだけど、
そこはそれ、飼い主の勝手な妄想でして・・・

でもねえ、
家にいたときには、
怪我なんて、縁のなかったトラですから、
やっぱり、この怪我は、相手があっての
ことだろうと、思うんですよ・・・

医者に連れて行こうかと、
思っていたのですけど、
暫くすると、赤く晴れていた
お尻のあたりは、すっかり綺麗になって
治ってしまった・・・・

普段のトラに戻ったようで
家族全員、ホットしています。

しかしながら・・・・
怪我がお尻というのはねえ・・・・

要するに、
相手に、尻を向けて
トラは逃げたというわけだものね・・・・Tora38

「お前、それでも男の子なの!
恥を知りなさいよ、
相手に尻を向けて、逃げるなんて
なんて、意気地なしなの」と
つい、ひとこと言う私。

「そんなこと言ったって、
人間しか知らない、
過保護猫なんだから、トラは
喧嘩の仕方もしらないのよ」
と、弁護する母。

まあ、当分、外には出さないように
気を付けなくちゃ・・・
と言うのが、結論でしょうか。

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