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軽井沢の花たち

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    軽井沢の庭に咲く花を集めてみました。東京では見られない花がたくさんあるのに、驚きます。

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おわら風の盆・・・2

東京から、中央本線に乗って松本まで、
その後は、観光バスで飛騨高山から
合掌造りの白川郷へ。

それだけでも、
一日たっぷりの行程なんですが
その最後に、たどり着くのが
越中八尾の町なんです。

はて?八尾?ってどこ?
(なにせ、方向はさっぱりの私!)

ですから
いったい、そこがどのあたりに
あるのかも、
さっぱり分かっておりませんでした。

まあ、越中ということですから
富山県だろうなあ・・ぐらいの
認識でして。

普段は、静かな、落ち着いた
小さな町なんだそうです。

ところがね・・・
この町が一年に一度だけ
とんでもないことになるらしい。
9月の1日~3日の間だけ
「風の盆」という、有名なお祭りが
あるからなんだそうです。

それを見るために、
日本中から、人がやってくる!!

小さな町は、人であふれかえり
交通規制がしかれ、
観光バスでさえ、町内には入れない。
町の外の、指定の駐車場に
留め置かれることになるのだとか。

それだけじゃありません。

あんまり3日間にひとが
集まりすぎるので、
最近は、前夜祭というのをやって
1週間ほど前から
町ごとに、練習をかねて
踊るようになったら、
今度はそれを見るために、
またしても、人が集まるようになった・・・

(私たちは、その前夜祭を
見に行ったのでした)

しかも、本番の「風の盆」って
9月の3日間、ずっと夜の間中
踊り続けているらしい・・・

それを、お客がずっと見てる・・・らしい・・・
うーん・・・・・
そんなに凄い、お祭り、いや、
盆踊りだったんですね・・・

松本から乗った観光バスの
楽しいバスガイドさんが、
「風の盆」の解説を丁寧にしてくださって
私がいかに、もの知らずかということが
わかったというわけなのです。

町内の盆踊りと一緒にしていた私って・・・
(お恥ずかしい限りです・・・<(_ _)>)

それにしたって、
いったい、どういうわけで、
富山県の山の中の
小さな町がする盆踊りが、
そんなに有名になったのでしょう!!
不思議に思いませんか?

それには、訳があるんですよ。
もちろんね・・・・

一つは、
一種独特の、音楽のせいでしょうかしらね。

普通の、盆踊りは、音楽と言えば
太鼓と笛、鉦ぐらいでしょうか。
阿波踊りにしろ、ソーラン節にしろ
元気で、威勢が良くて、
ワイワイ、騒々しいですよね。

だけど、「風の盆」は全く違うんです。
三味線と、鼓弓にあわせて
静かに、しっとり踊る踊りなんですね。

それが、日本人の琴線に触れる
というのでしょう・・・・
ひと味もふた味も違う盆踊り
だからでしょう。

それから、
町全体の雰囲気が・・・何とも言えない
からでしょうかしら。

私たちは、夕方6時頃に
八尾の町に到着しました。

盆踊りは、夜の8時から、
町流しが始まるというので、
一緒にバスに乗っていた人たちは、
駅前の広場で行われる
舞台踊りを見るために
場所取りをしに行ったらしい。

だけど、私たちは
町内循環バスに乗って
「諏訪町」へ出かけてみたのです。

ちょっと説明しなくちゃいけませんね。

八尾の町は、11の町内で出来ているのです。
その一つ一つの町ごとに、
町流しをして、踊るのだそうです。

町ごとに、衣装も違うし
踊り方もちがうらしい・・・
(基本は同じなのだけど、それぞれで
工夫がされていて、違うところがあるとか)

それで、
この「諏訪町」が一番
町として、一番「風の盆」の
雰囲気が保たれている場所だと
いうことなんだそうです。

あのね・・・・

正直言えば、
この循環バスに乗るまでは、
私は、「風の盆」なんて、
あんまり興味がなかった・・・・・
いや、期待していなかったのですよ。

「どのみち、盆踊りでしょ!」ってね。

大体が、私は人間が
好きじゃないですからね、
人が沢山いるところは、
苦手です。
まして、人間が集まって踊る
盆踊りなんていうものには
たいして興味もなかったんです

だけど、
この循環バスで、八尾の町を
ぐるっと巡りながら、外を見ていたら・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・

ああ・・・・・・
日本の町って・・・・
こんなところもあったんだ・・・と
驚かずにはいられませんでした。

思わず、じっと、見とれておりました・・・・

八尾は坂の町なんだそうです。

駅の方から上っていくと、
井田川を渡ったあたりから、
町の坂道に沿ってずっと
ほのかな、薄ぼんやりとした、
赤いぼんぼりが、並んでいるのです。

この、ぼんやりとした灯りが
何とも言えないの・・・

暗くなってきた中で
幻想的というか、
夢を見ているみたいというか・・・

都会の、明るすぎるネオンサインや、
蛍光灯の灯りに慣れすぎている
私にとっては、
全く、驚きの世界でした。

いいものですね・・・
ぼんぼりの明かりって!!

自然の美しさに
見とれることには慣れているんです。
軽井沢の初めての雪景色もそうだったし、
開田高原の白樺林もそうでしたし・・・
自然の美しさは、大好きなんです。
だけど、ここはそうじゃない。
本来なら、こういう、人工的な
美しさには、感動しないはずなのですよ。
だけど、だけど、
今回ばかりは、ちょっと違いました。

都会でも、同じぼんぼりが
並んでいることがあるんですが、
こんな風に見えることはありません。

たぶん、それは、
都会が明るすぎるせいかも・・・
ぼんぼりをつけても、
他の明るい灯りがあれば
こんな風に見えることはないですものね。

この薄ぼんやりの、灯りには
日本人の心を揺さぶる何かがあるような
そんな気がしてなりません。

ノスタルジーなのかもねえ・・・

昔々のその昔・・・
日本の町は、みんなこれだったんだろうなあ
なんていう、懐かしさかも・・・
江戸時代にタイムスリップしたみたいな
そんな不思議な感覚・・・・

とにかく、
暫く、じっと、バスの外の夜景に
目を取られていた私でした。

そして、たどり着いたのは
「諏訪町」です。

この日は、前夜祭、
おまけに、この日に踊るのは
{福島町」の人々で
諏訪町は、まだ誰も踊っていません。

実は、それが良かったのかもしれません。

踊っている人がいないということは、
見ている人もいないわけで、
ひっそりとした、町並みを
ゆっくり見ていられたのですから。

Img_3192

「いいね・・・・
私、この雰囲気好きかも・・・・」

おもわず、そう、ふうちゃんに言っていました。

「そうだろ、そうだろ、
よかっただろう?風の盆にきて!」

ふうちゃんは、すっかりご機嫌です。

だって、
「たかが盆踊りでしょ」って
言われたのが、気に入らなかったんですから。

たっぷり、風の盆の雰囲気を
体に取り込んで、
私たちは、その日踊りがある
福島町の方へ戻っていきました。

盆踊りのお話はまた明日。

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コメント

★十八まで踊り子さん、初めまして。
ピーコと申します。
ありがとうございます、素敵なコメントいただいて感激しております。

暫く、ネットに触れない時を過ごしまして、最初に書いた文章に初めての方からのお返事・・・・
ああ・・・やっぱりネットって凄いんだと改めてビックリしております。
八尾のご出身なんですね。本当に素敵なところですね。東京生まれの東京育ちの私にしてみると、何とも羨ましい世界です。自然の美しさばかりに目を取られていた私でしたが、こういう美しさに惹かれる自分もあったんだと、自分自身が一番驚いている感じです。
観光客がいなくなってからの、風の盆が素晴らしいというのは、よく聞きますし、本当のことでしょうねえ・・・行ってみたいです・・・見てみたいです・・・・
でもそれって、やっぱり、地元の方の一番の特権じゃないのでしょうか。私たち都会人には味わえない部分かも・・・聞くところによれば、地元の宿はもう、固定客でいつでも満杯とのことですもの。
素敵なお話、本当にありがとうございました。

はじめまして。
都会生活が人生の半分を過ぎたこの町生まれの中年の親父です。年老いた両親が棲んでおりますので時々帰りますが、すっかり観光客気分です。子供の学校などもあり風の盆(9月1日~3日までをそう呼びます)に行くことは珍しく今年はあなたと同じ日里帰り、福島の前夜祭の日には旧町の練習風景を見に諏訪町や鏡町を歩いておりました。もしかしたらお会いしたかもとここにお邪魔しました。皆さんそうかもしれませんが都会育ちの友人、知人達はわが町をみてタイムトリップをしたような錯覚に陥るようです。確かに”時代に取り残されたような町”です。森村誠一も”人間の証明”の中でこの町をこのように表現しています。
手前味噌ですがこの町のことをお話させて頂ければ、この祭りは2月の温習会に始まり11月まで続きます。地方(じかた・胡弓、三味線、唄い手をこういいます。)は一年中練習しますし、子供は2,3歳から踊り始め原則25.6歳で引退しなくてはなりません。皆さんには理解しづらいかもしれませんが、なんせ300年も続けているのですから。普段は何もない町ですが通りを歩いていると唄や三味線が聞こえてきたりします。俳壇や日本古美術の重鎮も生み出しています。機会がありましたら”風の盆”以外の町にお出かけ下さい。観光地ではありませんが日本の原風景があると思います。殆んどの日本人が忘れてしまった。
長文、失礼しまして。最後に余談ですが写真が諏訪町で無く上新町であるのが残念でした。諏訪町の雪洞の中で言葉を失い身動きできない友人が何人かいたことをおもいだしましたので。来年も気が向いたらぜひお越し下さい。出来ました9月の三日間に。ツアーの皆さんが帰られた夜の12時から朝まで、雪洞の中で”流し”を追いかけて頂きたいと思います。ただ心配はこれを味わった人は死ぬまで八尾に通い続けるといわれていますが。ここでは書けない情報も有りますがご興味ありましたらお出かけ下さい。

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