嵐きたる!・・その2
さて、さて続きを・・・・
お互いフンと
口も聞かずに寝たその翌朝・・・
ふうちゃんは、だいたい、こういうときは
自分が困らないように
うまーーく対応するのよね・・・
だって、
このまま喧嘩が続けば
どうなると思う?
そうよ
下手をすりゃあ
朝ご飯にありつけなくなる!
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
私の方はね、
気分は最悪、フン、勝手にすれば!
ってな気分でして、
ブスっとして、朝ご飯の支度をしていた
のであります。
「まあ、俺も言い過ぎたよ
ゴメン・・・・」
ふん、そんな一言でごまかそうったって
そうは、問屋がおろさないわよ。
人を、さんざんこき下ろしたくせに
・・・・・・・・・・・・
とまあ、心の中じゃ、
ぶつくさ思っているんですけどね、
そこはそれ、またぞろ、蒸し返せば
昨日の続きになるわけでして・・・
それこそ、あほらしい・・・・ですものね。
まあ何とか、
顔だけでも、にっこり・・して、
その実、心の中では
「よーーしみておれ
絶対に、なくなったという、
大切な本を、探してみせるぞ!」
と、思っていたのであります。
大体、ふうちゃんの悪い癖は
捜し物が下手なんですよ。
ちょっと、見ただけで
「ない、ない」と騒ぐ。
よくよく見れば、
「そこにあるじゃない」ってことが
今までだって、何度あったことか。
そこで、
ふうちゃんが仕事に出かけた
昨日の朝、
我が家では本の大捜索が始まった!!
私としては、
本を捨てた覚えがないのだから
絶対に、家にあった本なら
出てくるはず・・・・という
思いがある。
物質不滅の法則
世の中に神隠しなんてことは
あるわけがない!!
絶対に
「ある」
はず・・・・!!なのです。
まずは、下の部屋から・・・
山ほどある本を一冊一冊
ないと言われた本の、題名をさがして
ひっくり返した。
なにせ、段ボール30個分ほどの
本の数ですからねえ・・・
探すのも大変でして・・・
一つ一つ確認してみるんですが・・・
これが・・・不思議・・・
出てこないんですよ。
うーん・・・
これには参りました。
だって、私としては、絶対に
「ある」と思っていたんですから。
ところが、ない・・・・・
どうして?
そうなると、
あとは、二階の我が家に
まだ、置き忘れているとしか
考えられないわけです。
で・・次は
二階の大捜索が始まった!
こっちの方がもっと大変。
だって、あちこちの押入を
引っかき回すわけですからね。
家中が、押入の中の品物で
ごった返して、
それこそ、足の踏み場もなくなった。
「お母さん、足の踏み場がないよ
洗濯物、干しに出られないけど・・」
と、娘が文句を言う。
そんなこと言ったって、
これはもう、
女の意地ってもんよ!
見つかるまで、探さなくちゃ
私の気が済まない!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
っと、まあ、我が家が
とんでもない状態になってた
その時・・・・・
「リリリリーーン」と
一本の電話がかかってきたのだった。
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