思い出の皿・・・つづき
さて、さて、なんだったっけ・・・
そうそう、思い出の皿
「アップルパイの皿」のお話だった。
どんな皿だろうと、思うでしょ・・・
ガッカリしないでね、
なんの変哲もない、ありふれた
本当にありふれた皿なんですから。
一番外側に、ちょこっと金色の
線が入っているだけの、
平たいお皿なんです。
一応、4枚あったんですよ、最初はね。
それが、
引っ越し魔の私にくっついて
6度の引っ越しを繰り返すうちに
いつのまにやら・・・・・
どこかに、消えてしまっていた。
2枚ぐらいは、割った記憶があるのだけど
後の2枚は・・・・・なくなってしまっていた。
その皿が、下の母の台所から
でてきた!と言う話だったわね。
さて、前置きはそのくらいにして
何で、アップルパイの皿なのか?
これでアップルパイを食べるから・・・
なんていう、当たり前のお話じゃ、勿論
ないんですよ。
結婚当初のお話ですからね、
まだ、新婚ほやほやの・・・
お互いに、まだまだ、相手の気持ちや
考え方がよく分からなかった頃のこと。
まあ、良くある、結婚最初の夫婦げんか・・
原因がなんだったのか?
もう、今では、良く覚えておりません。
たぶん・・・・思うに・・・
仕事人間のふうちゃんのことだから
帰ってくる、と言って置いて、
真夜中近くにでも、帰ってきた
そんなことじゃなかったかなあ・・・
昔から、ふうちゃん、とにかく仕事人間。
私の方も、当時は仕事を持っていて、
仕事から帰って、疲れていたのに、
帰ってくる新婚の夫のために、
嫌いな
(いまでこそ、嫌いなんて、
はっきり言ってるけど、当初は
そうも言えないので・・・)
料理に、せっせと精を出して、
頑張って待ってた・・・
と言うような、そんな話だっんじゃ
ないのかなあ・・・
詰まるところ、そんなこんなで
たぶん、切れた私が、怒った!
ってな、つまらなーーーい
夫婦げんかだったんじゃないかしら。
ま、あの頃はね、
ふうちゃんも、今よりずっと
優しくてね・・・
怒っちゃった私に、
どうやって、宥めようかと、
頑張ってくれてたのよ。
ああーーーー
あの頃が懐かしいわ!
あの、優しかったふうちゃんは
何処へ行っちゃったの?
いけません、また、また、脱線しそう・・・
とにかく、
そんなこんなで、喧嘩をなんとか
納める方法はないかと、
まあ、お互いに相手の出方を見つつ、
ジャブの応酬を、していたんだと
思うのです。
で・・・・
そこででてきたのが・・・
ほら、ふうちゃんのお得意の
例の方法!
「なあ、おまえ・・・
アップルパイを買ってやるから、
許してくれよ」
ハハハ
ものによわーーーい私!
そうなの・・・私チョコレートケーキも
大好きなんだけど、
アップルパイも、大好きなんですよ!
私たち夫婦の、記念すべき
最初の夫婦げんか
そして、物で解決する手法を
取った、最初の出来事だったんですの。
そう言うわけで・・・
喧嘩の翌日、二人して、横浜の商店街を
アップルパイを探して、
歩いていた・・・訳なんですが・・・
アップルパイが見つかるより先に
目に留まったのが
マーケットで売っていた、お皿だったのだ・・・
ハハハ
あの頃はね、
まだ、結婚したてで
家財道具もまだ、全部そろってなくてね・・
ちょうど、皿がなくて、
欲しいなあと、思っていた矢先だった。
おまけに、
私って、結構あの頃は締まり屋さんでね、
アップルパイと、皿を、
頭の中で、天秤に掛けたら・・・
皿の方がお得、とでた。
だって、アップルパイは食べちゃったら
なくなっちゃうけど、皿は残る!
で・・・・
アップルパイが化けたお皿・・・
とうわけで、
以来、我が家では、その皿を見るたびに
最初の喧嘩と、最初の物を記念して
「アップルパイの皿」とう名前で
呼んでいた訳なんです。
長年夫婦をやっていると
つまらなーーーいものが
案外、二人にとっては大切な物
ってことがあるんですが、
まさに、この皿がそれかもしれません。
昨日、ふうちゃんも
ブログを読むやいなや
「あったのか!あの皿、見つかったのか」
と、驚きの声をあげていました。
私だけでなく、ふうちゃんにとっても、
あの皿は、思い出の皿だったんだと
改めて、思ったのでした。
なんとも、馬鹿みたいな
あほらしいお話におつきあい下さって
ありがとうございました。
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