フォト

軽井沢の花たち

  • ツリフネ
    軽井沢の庭に咲く花を集めてみました。東京では見られない花がたくさんあるのに、驚きます。

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« 2008年6月 | トップページ | 2008年8月 »

暑い軽井沢

24日から、軽井沢に来ております。

それにしても、今年の気候は
異常ですね。
軽井沢で、気温30度なんて
今までになかった気温ではないでしょうか。

我が家でも27度、28度
ぐらいまで、日中はあがっているかも。
暑いなあと、軽井沢でおもうなんて
不思議・・・・・

やっぱり温暖化は
着実に進行している、という
そんな気がしてなりません。

昨日から、従姉妹と
叔母さんがやってきて
庭でバーベキューをしたり
しておりますが、
それにしても、外は
暑いです。

こちらは山だなあとおもうのは
夕方になると、雷と夕立です。
それこそ、スコールのように
ここ数日毎日のように
降っています。

降った後は、
温度が急に下がる。
夜が過ごしやすいのは
この雨のお陰かもしれません。

今年も、フシグロセンノウが
庭に咲き出しました。
本格的な夏が
軽井沢に訪れています。

指輪・・その3

続きは明日といいながら、
日にちが経ってしまいました。

実は暑い東京に、おさらばして
軽井沢におります。
こちらも、珍しい猛暑でして
昨日などは、気温30度まで上がったと
テレビが放送しておりました。

しかしながら、
朝夕の涼しさは、東京の比ではありません。
20前後まで下がるので
過ごしやすいですね。

さて、さて
気の抜けたワサビの話の続き。

ワサビじゃなくて指輪だったね・・

ふうちゃんを説得して
新宿のデパートまで、指輪を
買いに出かけたのでした。

まあね、一人で買いに行っても
よかったんですがね・・・
なっといっても、結婚指輪の買い直し
ですからねえ・・・
2人で行かないとね・・・

それにしても、デパートの宝石売り場って
敷居の高いところであります。
お客さんは、まばらで、
閑散としている上に、
店員さんだけは、しっかりいて
宝石が、燦然と輝いている・・・
普段、宝石なんて縁のない人間の
私としては、店員さんに声をかけるのも
おそれ多い感じでありました。

「あのおーーーー
結婚指輪って、何処へ行けば
あるのでしょうか?」

店員さんは、すぐに

「こちらです」と
一番奥の場所へ案内してくれました。

そこで、まあ、その・・・
一応、いきさつを話したんですよ。

でもね、
店員さんは、多分最初は
私のことを、再婚ぐらいに思って
いたらしい・・・

ハハハ・・・
まあねえ、この年で結婚指輪だもんね。
しかたないかなあ・・

「まあ、そういう訳なので、
新しい結婚指輪を欲しいんですけど・・」
と、話をもっていくと、

「こちらの指輪が、結婚指輪です」
と、一つのショーケースを
指して、教えてくれた。

で・・・・・・・
見てみたら・・・・・
なんとなんと・・・・・・・
その値段のお高いこと・・・・

一つ14,5万円以上もするのばかりが
並んでいる。
30万円もするのもあるのよ!

「・・・・・・・高いんですね・・・・」

「そうですねえ、こちらは、ダイヤモンドが
入っているので、どうしても
このお値段になるんです」

あのね・・・・・
正直言って、こんなに高いとは
全く思ってなかった。
だって、わたしの切ってしまった
結婚指輪は、30年以上も前のものだけど
2万円ぐらいで買えたんだもの。

私が・・・・躊躇しているのをみて
店員さんが

「もう少し、手頃なものも
ありますが・・」と
別のケースを、もってきてくれた。

そちらには、
6,7万円ぐらいの指輪が
並んでいたのでした。

それにしても・・・・
私の予想とは、ちょっと違いすぎて
いたんですけどね。
30年ぐらい経つから、少々値段は
あがっているだろうと、思ってはいたけど
まさか、倍以上の値段になるなんて
思ってもいなかったので・・・・・

「今、プラチナは値段が
あがっているんです」
との、店員さんのお言葉。

まあ、とにかく、これが一番お手頃の
値段だというのですから、
その中で選ぶしかないわけで・・
今までしていた、結婚指輪が
蒲鉾型の平凡な、なんの変哲もない
指輪だったので、この際だから
ちょっとは、デザインの違うものをと思って
つや消しになった、カットの入った
指輪を、一つ選んでみた。

「これぐらいにしようかしら・・
・・・・あのーーー・・・
主人がもうすぐ、来るんですけど
主人にも見てもらわないと・・・
決められないので・・」

と私が言うと、
店員さんが不思議そうな顔をした。

「ご主人のものも、お買いになるんですか?」

「だって、結婚指輪でしょ・・
2人一緒なものをしていないと
おかしいんじゃないんですか?」

「おひとりで、お買いになる方も
沢山いらっしゃいますけど・・」

「はあ?・・・・」

どうも、話がかみ合ってない感じだった。

どうやら、店員さんは
私が一人だけで、この指輪をはめると
思っていたらしい・・・・

「もうすぐ、主人が来ますので
それから決めたいと思います」
と、まあ、その場を離れたのでありました。

それにしてもねえ・・・
普段ふうちゃんが、言っていた
「男は、結婚指輪してない人が多い」
というのは、本当のことだったようです。

あれから30年以上も経つのだから
最近の若い男の人は、
きっと、みんなしているのだと、
思ったのにね。

暫くして、ふうちゃんがやってきたので
また、売り場に戻って
結局の所、最初に私が見た
お手頃な価格の・・・(といっても高かったけど)
指輪を、2人で買ったのでした。

30年前の日付と、お互いの
イニシャルを入れてもらって
できあがるのは
1ヶ月先らしい・・・・・

というわけで、
この話はおしまいなんだけど・・・
最後に・・・・・

店員さんに、私がぽつりと
一言、言ったら・・・

「それにしても、
切り取ってもらった、壊れた指輪
どうしたらいいのかしらね・・・」

「壊れた指輪なら、直せますが・・・」

へ!!!!????

直せる?!!!

「直るんですか?
本当に??????」

「直せますよ、二階に直す場所が
ありますので、そこへもっていかれたら
いかがですか?
そのほかには、まあ、買い取りもできますが
プラチナなので、ある程度のお値段には
なると思いますけど」

ええええええええええ!!!!!

直せるの?

何でその話を、もっと早く
してくれなかったのよ!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・
まあねえ、
直せないと、思いこんで
聞きもしなかった私も、悪いけど
それにしたって・・・・・・

ああ・・・・
とんだ散財だった・・・・
直す費用は、1万円程度だったんだって。

今更ね、やめるともいえず
仕方がないので、
そのままになりました。

ま、30年目の記念ダイヤモンドの
変わりだと思えばいいか・・・

私が、あんまり、ガッカリしているのをみて
店員さんも、気の毒に思ったのだろう・・

「二つ、二重にはめられては
いかがでしょう」

はい、はい、二重にね・・・
結婚の重みも2重ってわけね。

というわけで、お粗末な最後でありました。

指輪・・3

気の抜けた山葵のようなお話の
続き・・・・・・・

えーっと、
何処までだったっけ・・・
そうそう・・・
指輪を切り取ってもらう場面だった

消防署の受付で
指輪を切ってもらう相談をしたら
二階へどうぞ・・・と
言われたところだったっけ・・・

2階に上ると
むくつけき、大男が4,5人
やってきて、どっと、囲まれて
しまったのだった。

びびっちゃいますよね・・・
こちらは、か弱いおばさんなんだから・・・

へ?
何処が、か弱いって?
おばさんくらい、強い物はない?
そう言われれば・・・まあ・・確かに・・・
でもね、私、そう言ってはなんですが、
すごい、人見知りなんですの・・・
大の男に、囲まれることなんて
そうそう、あるもんじゃない・・・
ちょっと、腰が引けちゃったのでした。

で・・・まあ、その
私の指をみてね、

「本当に、切っちゃって
いいんですか?」と
2,3度、確認するのですよ。

確かに、結婚指輪ですからねえ
おまけに三十数年もつけていた
記念の代物ですからね
私も、一抹の心残りは
あったんです。

でも、まあ、一大決心をして
ここまでやってきたのですから
この際、もう、清水の舞台から
飛び降りた気分で

「はい、いいです、切っちゃってください」
と、申し上げた次第です・・・・

そうしたら、
一人の人が、機械を持ち出して
指輪と指の間に差し込んだのです。
それで、ギコギコと、
指輪を切りだした・・・・・・・

ものの5分もかからなかった・・・
と思うのですが、
私の気分としては、それ以上、もっと
何十分もかかったというような・・・
そんな感じがしました・・・

痛かったですね・・・
指も押されて、実際に痛かったんですが
それ以上に、やっぱり気分的に
心が痛かった・・・

指の痛みと、心の痛みが
重なって・・・見ているのがイヤだったので
目をつぶって、しまっておりました。

暫くすると、
プラチナの指輪は、指の根元で
まっぷたつに切断・・・・
じゃなかった、
二つになるわけはないわね、
Uの字型に切断されたのでした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私の薬指の根元は、赤く皮がむけて
見るも無惨だった・・・
その、真っ赤な指輪の痕をみて

「薬塗ってあげますよ」と
親切に、消防署のおじさんが
言ってくれた・・・・

心の傷にも、薬があったら
いいのになあ・・・
なんて思いながら、
楕円形に変形して、切断された
指輪の残骸をしみじみと
眺めていたのでした。

今、こうして、パソコンを打ちながら
左手の薬指を見ると、
あれから、一週間以上経つのですけど
いまだに、指輪の痕が
しっかり残っています。
赤く向けていた皮膚は、
快復したけど、締め付けられていた
指輪の痕は、今もしっかり
残っているんです。

家に帰って、
その指を見ながら
考えた。

どうしようか・・・・
このまま、私だけ、指輪なしでいるのも
やっぱり不自然だよねえ・・・

フフフ・・・・
そうなのよーーーーーー

実は、この結婚指輪
番いなんですよ・・・・
結婚指輪ですからね、
同じ物を、ふうちゃんもしているんです。

ちょっと珍しいかもね・・・
ふうちゃんの年で、結婚指輪を
している男の人って、あんまりいないそうで
珍しがられると、ふうちゃんが
よく言っています。

「ねえ、どうしよう・・・
私だけ、してないっっていうのも
おかしなものよねえ・・・
直せるかしら?」

「どうだろうねえ、なおせるのかなあ?」
と、ふうちゃんも、懐疑的なご意見・・・

「ねえ、この際だから、
新しい指輪、買ってもイイかな?」

「・・・・・・・・?」

「30年以上経つし・・・
記念に、新しい結婚指輪なんて
いいんじゃないの?」

へへへ・・・・・・・
実はね・・・・・
この際だから、新しい指輪が欲しく
なっちゃってたんですの・・・・

「お前・・・結局のところ
それが目的だったんだな!」

フフフ、
見え見えだったかしら?

というわけで・・・・・・
このお話は、次は、
新しい結婚指輪を、買いにいくという
そう言う展開になるのです。
続きはまた明日。

トラのその後

ご無沙汰しました。

我が家のトラ騒動も、一段落。
元気にトラは、毎日食べています。

そうなんですよーーー
食べてるの・・・
2週間分を取り戻す勢いで
食べております。

おまけに、やたらに甘えん坊になった。
母の後を、付いて回って
鳴きまくって、おります。

以前から、トラに甘かった
母も益々甘くなって、
一日4食どころか、
5食食べさせている。

5食ですよーーーー
トラが鳴けば、餌をやっている
そんな感じです。

「ねえ、ちょっとーーー
せっかく、ちょうどイイぐらいに
痩せたのに、またメタボ猫に
するつもりなの?」

と、まあ、私は、文句を
言い続けているんですが・・・・・

「だって、鳴いてるじゃない
お腹がすいているのよ
可愛そうじゃない」

可愛そうねえ・・・・
そりゃまあ、2週間食べてなかった
あのときは、可哀想だと
思ったけどねえ・・・

今じゃ、以前にもまして
メタボっぽくなってる感じで
おまけに、母のベットを
我が物顔に占領して
惰眠をむさぼってる姿を見れば
何処が、可哀想なんだか・・・

意地悪な私は・・・つい
トラの邪魔をしたくなるのです。

母が4回目の食事をトラにだすと
ついつい、母の見てないところで・・・

「だめよ、それ以上食べたら
メタボだからね・・」と
まあ、餌を取り上げているのです。

トラは、恨めしそうに
私の顔を見て、

「ふん、意地悪おばさん
あんたなんか、嫌いだよ」
とでも、言いたそうに、
鳴いております。

そんなこんなで
私は、トラに、最近益々
嫌われているらしい・・・・

私を見ると、逃げ出す・・・・

まあね、
餌もくれず、コネコネマンの
私は、トラにしてみれば
天敵のようなものかも。

平和な我が家が戻ってきました。

そうそう、
トラ騒動で、忘れられていた
私の指輪問題のつづきも
書かなくちゃと、思ってはおります・・・
が・・・・

なんだか、香が抜けた山葵のような
そんな感じですね。
それはまた明日にでも・・・

軽井沢から

久しぶりに軽井沢です。

東京は今日は暑いそうですね。
こちらも、珍しく暑いです。
いよいよ夏本番でしょうか。

庭を見たら、
またしても草が元気です。
家までの道もすっかり
草に覆われてしまった。

昨日から、
ひたすら草取りです。

とっても、とってもOkatora_2
まだまだあります。
腰が痛くなってやめた。

しみじみ思ってしまうことがある。
この親にして、この子あり・・・
結局の所
私も、母と同じだなあ・・・
草が沢山はえていると
気になる性分のようです。
母も、東京の庭を
相変わらず、毎日草取り
しているものねえ・・・

それにしても、
草って、本当に元気だなあ・・・Hotarufukuro
ちょっといない間に、
どんどん、大きくなっちゃうのね。
娘の背の高さほどの
ヒメジョウオンを見ると、
すごいなあと思ってしまう・・・・

明日早朝帰ります。

ふうちゃんがいないので、
写真が撮れないのです。
今、こちらは、
オカトラノオが、穂を出しています。
ホタルノフクロも咲いている。

トラの帰還・・・2

指輪の話の話の続きもあるんですが
もう、そっちは吹っ飛んじゃってます。

昨日は一日、トラデー。

家中が、トラに係り切りの一日でした。

家族みんなが、トラに注目。
ひたすら、トラを抱きしめ
触りまくりの一日だった。

お風呂から出たトラは
とにかく食事。
その食べっぷりと来たら、
本当に凄かった。
ガツガツ、ガツガツ、
あっと言う間に、あげた餌を
食べちゃうのです。

「一変に沢山食べさせたら
体に悪いから、少しずつね」
と、母が言うのですけど
トラには、通じないのです。

ちょっとすると、またお腹がすくらしく
食べたいよーと、
「ニャーゴ、ニャーゴ」騒ぐんです。

トラを抱っこして見て分かったんですが
とにかく、トラは痩せました。
メタボの、6キロ近くあったトラが
昨日、はかったら、なんと
4キロ台に落ちていた。
有に1キロは痩せた感じです。

それって、凄いことですよね。
だって、5キロのうちの1キロですからね。
五分の一痩せたってことですよ。
それって、人間にしたら
50キロだったら、10キロダイエット
したってことだものねえ。

よく、生きていたものだと
改めて、生命力の強さに
感心しています。

たぶん、人見知りのトラは
何も食べていなかったのでしょう。
自分で餌を捕る習慣もなかったから
虫も、捕れなかっただろうし、
残飯あさりも出来たかどうか・・・・
2週間もの間、何も食べずに
ウロウロしていたのかと思うと・・・・・
思わず、ぎゅっと抱きしめて
「よく、帰ってきたね」と
言わずには、いられません。

それにしても、
トラの方も、昨日はいつもの
トラではありませんでした。

何が、違ったか!!

昨日一日、トラは
ゴロ猫になっておりました。

とにかく、一日中
「ゴロゴロ、ゴロゴロ、ゴロゴロ」と
のどを鳴らして、嬉しそうだったのです。

猫ののどを鳴らすのは、
嬉しい表現だっていいますよね。
いつものトラだったら、
母のベットで、ゆったりしているとき
ぐらいしか、「ゴロゴロ」は
言わないんです。
ところが、昨日は違いました。

私が触ると、必ず「ゴロゴロ」
「トラ」って、呼ぶと
そのたびに、「ニャーン」と
返事をしてくれて、
「ゴロゴロ、ゴロゴロ」
一日中、ゴロゴロ猫だった。

おまけに鳴き方がねえ・・・・
甘えなきなのよ・・・・
「ニャーン」と、口を開けて
鳴く仕草をするんだけど
声が出てこないの・・・・

「人恋しかったのね。
人間の間で育った猫だもの
寂しかったんだわねえ」
とは、母の言。

ほっとした母は、

「やっと、これから、ゆっくり寝られるわ」
と、言っています。
トラが帰ってこなかった
この2週間、母は、夜中に帰ってくる
かもしれない、トラのために
ドアを開けっ放しにしていたりしたのです。
いつ、トラが帰ってきても気が付くように
注意して寝ていたらしい。
その結果・・・
夜は、殆どよく眠れなかったようです。

そして、しみじみ言うのです。

「猫一匹で、こんなに
つらい思いをするんだもの、
これが人間だったら、
家族だったら、さぞかし・・・ねえ」と。

そうですよね・・・・
思いは、拉致事件の
横田さんご夫妻・・・

長い間、こんなにつらい思いを
していらっしゃるのだろうなあと、
改めて、考えさせられています。

それにしても、

ねえ、トラやい!

もう、脱走しないでよね。
こんな騒ぎは、もう沢山よ。
今度出ていくときには、
行き先と、帰りの時間を
ちゃんと言ってから
出ていってよね!!

この騒動中、ご心配いただいた
皆様に、本当に感謝いたします。
一緒に、喜んでくださって、
ありがとうございました。

ご帰還!!!

普段は、ブログは一日に一度
書くのを基本にしております。
2度書くことは・・・・・
まあ、ない・・・・・・・・
はずなんですが・・・・・
今日は特別!!!!

何が特別?
って、言われそうですね・・・・

そりゃ、
もう、

だって、
だって・・・・・・・・・・・・・

そうなんですよーーーーーーー
帰ってきたんですよおーーーーーー

ご帰還!!!!

帰ってきたのよ!!!

なにが?
だからね・・・・・

トラです!!!!!!

トラが帰ってきたんです。

嬉しいです!!

なんと、なんと・・・二週間以上の
長旅からご帰還なんです。

正直言って、
もう、ダメかと、内心はあきらめの境地だった。
外に出て暮らしている猫だったら
2週間ぐらいいなくても、
別段不思議はないでしょうけど
トラはね、室内飼いの猫。
外なんて、殆ど知らない猫
なんですからね。

2週間もいなくなることなんて
生まれて以来、
とにかく初めての出来事なんです。

もう帰っては、こないのだろうと
思いかけていた・・・んです・・・・

毎朝の、定例の会話
「トラは?帰ってきた?」が
「トラは、まだ帰ってきてないよね」
に、トーンダウンしてしまった
そんな、この頃だった。

そう・・・・・・それは・・・・・

私たちが食事を済ませて
2階に行こうかと思っていたときのこと。

娘が、部屋の窓から
庭を見ていて
急に叫んだのです。

「おかあさん、トラがいる!!」

嘘だと思いましたね・・・
勘違い・・・よその猫が
塀のあたりを、通っているんだと
そう思った。

「トラだよ!トラが塀の上にいるよ」

思わず、窓によって
外を覗いてみたのです。

そうしたら・・・・・
そこには・・・・・・
いました・・・・・・

トラです、トラです・・・
確かにトラがいたんです。
出ていった、庭の隅、お隣との
塀の上を、ゆっくり歩いていた
そして、ちょこんと塀から
飛び降りると、
ゆっくり寄ってきたのでした。

私は思わず、叫んでいました!!
「トラ!トラ、何処へ行っていたの!!」

こちらに気が付いたトラが
一言・・・・

「ニャーン・・・・帰ってきたよ」

確かに、トラでした。
名前を呼ぶと、ちゃんと返事をする。
こちらをじっと見て
返事をするんです。
よくよく見れば、
確かに、しっぽが曲がっている。

そうなんです、
トラは、しっぽ曲がりの猫。
それも、S字に2度も曲がっている、
そんな猫なんですよ。

もう、こりゃ、絶対に逃がすわけには
行きません。
捕まえなくちゃ・・・
というわけで、例によって
トラ釣り大作戦になった。

餌を餌にして、
トラを釣るんです。
すったもんだして・・・・・・
どうにかトラを確保したのは
それから、1時間ほどしてから
だったでしょうか。

家に入ったトラは、
本当に不思議なことに、
まっすぐ、お風呂場に行ったんです。

ちゃんと分かっているかのごとく、
お風呂場のタイルにちょこんと座って
静かに待っていました。

「僕、わかってるよ、
帰ってきたら、お風呂に入るんだよね
綺麗綺麗に、洗ってもらうんだよね」

と、でも、言っている、
そんな感じでした。

いつものように、シャワーと石鹸で
洗濯されたトラは
ピカピカになりました。

でもね・・・・・
洗っていて、気が付いてしまった。

あのふっくらしたお腹が
ぺっしゃんこなの・・・
腕も、足も、ほっそり・・・・・
一番びっくりしたのは
背中・・・・・・・
触ると、骨に当たるんです・・・・

「トラ・・・お前痩せたね・・・・
ご飯、食べてなかったんだね・・・
馬鹿だね・・・早く帰ってくれば
いっぱいあげたのに・・・・・」

思わず、目頭が熱くなった。

いったい何処を、ほっつき歩いて
いたのでしょう。

おまけに、あの、お風呂嫌いな
トラが、シャワーをかけている
間中・・・・・・・・
ずっと・・・・・・・・・
「ゴロゴロゴロ」と
のどを鳴らしているんです。

今まで、いつも脱走から帰ってきて
お風呂を入れている間は
逃げようとばかりしていたトラでした。

それが、今回は
全くそんな素振りも見せません。
ひたすら静かに、座り込んで
じっとされるままになっている。

石鹸を付けて、ゴシゴシ
洗ってやる、その私の手が
背中や、お腹に触れるたびに
嬉しそうに、ゴロゴロと
のどを鳴らして、
ゆったり、寝ころんでいるんです。

「お前・・・帰れて嬉しいのね
そうなのね・・・・
帰ってこれて、お前も喜んでいるのね
・・・・・・・よかったね
本当によかったね、帰ってこれて」

胸がいっぱいという言葉は
このための言葉なのではないでしょうか。
痩せてしまったトラの背中を
一生懸命にこすりながら
そう思ったのでした。

指輪・・・2

さて、さて、昨日の続き・・・

はずれなくなった指輪を、
はずしてもらおうと、消防署へ
出かけたのでした。

近くの消防署・・・
救急車が置いてあって
ちょっと、威圧感があります。

しかしながら、
消防署って、火事でも起きない限り
普段は、暇そう・・・
(なんて言うと、怒られちゃうかしら・・)
ドキドキしながら
玄関をくぐると、受付があります。

「あのーーー、こちらで
はずれなくなった指輪を
はずしてもらえると、
お聞きしたのですけど・・」

最初宝石店で、
「消防署へ行くように」と
いわれたときには
正直言えば、そんなところで
本当にはずしてもらえるのか
半信半疑・・だったんですよ。

ですから、このとき
ちょっと、心配だったのです。
本当に、はずしてもらえるのかとね。

「はい、確かに、こちらで
指輪をはずすことは出来ますが・・・
ちょっと見せてください」

受付のおじさんは、
私の指をじっと見てから
徐に、こう言った。

「うーん、これだと
はずすといっても、壊さないと
ダメみたいですね・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
切り取ってもいいのですか?」

まあ、たぶんそう言われるだろうと
覚悟はしていましたけど
実際に、切り取らなくちゃいけないと
言われると・・・さすがに
ちょっと、ガックリ来ましたね。

「仕方がないです・・・・・
切り取ってください」

「いいのですか?
もう、元には戻りませんよ?」

「・・・・はい・・・・しょうがないですもの
このままだと・・・指がねえ・・」

それでは・・ということで
受付のおじさんは、側のマイクを
手にとって、館内放送をした。

「リング切断者一名、行きます」

へ?・・・・・・・・・
何も、消防署内に大きな声で
放送しなくてもいいのに・・・
消防署って、とんでもない場所なのね・・

でまあ、2階にあがっていくと
そこには、大きな男の人が
4,5人、待っていた。

私の指を見せると・・・・・

「うーん、どうかなあ・・・
これ、石鹸と糸で取れないかなあ」

「そうだなあ・・・無理そうだなあ
相当痛むよ、それだと」

私の手を、何度もひっくり返して
見ながら、その、4,5人の人たちは
お互いに話し合っている。

「やっぱり、切り取らないとダメみたいですね
どうしますか?切り取りますか?」

「はい・・・・・取ってください」

「いいんですか?もう、使えませんよ」

確かにね・・・・・
後から、文句を言われたら
たまらないでしょうから、何度も
確認されているのだろうと、
分かってはいるんですが・・・
そう、何度も、確認されると・・・・
一大決心をして、やってきた身としては
心がぐらついてしまうんですよ・・・・

「はい・・・・はい・・・・・・」

というわけで・・・・
私の指輪の切断工事が・・・・
始まったのでした。

指輪・・・・1

結婚以来三十数年、はめていた
指輪をはずした。

はずした・・・という言葉は
正しくない。

正確には、
壊して切り取った というのが
正しいのだ。

なぜそんなことをしたか・・・というと、
・・・・・・・・・・

夫婦げんかをして、
腹いせに壊した・・・と、おもうでしょ?

いえいえ、
そんなことはありません。
フフフ・・・・
だって、ふうちゃんと私、
けんかなんて、しませんもの・・・ホホホ

それじゃあ・・・
何で?

何とも、お恥ずかしいお話なんだけど、
結婚指輪が、外れなくなった。
外れないだけなら、まだいいのだけど、
回らなくて、少しずらそうものなら、
痛くて困るのです。
よくよく見れば、指の皮膚が
赤く剥けてきている。

「このままじゃ、指を圧迫して
健康に悪いわよ」と、母が言う。

確かに、赤く腫れた指は
痛々しそうです。

でもねえ・・・・・
指から抜けない指輪ですよ。
どうすりゃいいのよ!!

そうなんですよ、
切るしかないのです。
指輪なんてきれるんだろうか?
どうやって?

とまあ、ここまでは、じつのところ
ずっと以前から、
話し合っていた所だったのです。
もう、数年前からね・・・・

でも、何しろ結婚指輪ですからね
なかなか、壊してまで
はずそうと決断するのには
時間がかかりました。

だって・・・そりゃ、やっぱり
なんていったって
結婚以来の三十数年の重みっていうか
思い入れがありますからね。

でも、とうとう、
今日、決断したのでした・・・・・

さて、
みんさん、外れない指輪って
どこではずしてもらえると思いますか?

宝石店?
いえ、いえ、違うんですよ。
私も最初は、宝石店へ出かけたんです。
でも、そこでは、はずしてもらえないのです。

行く先は
消防署!!

不思議ですよね、

なぜ消防署なんだろう?
要するに、救急対応なんでしょうかね。

とにかく、
一大決心をして、
今日、消防署へ出かけていったのでした。

それでも花は咲いている

花が咲いています。

黄色い花です。
庭の片隅でひっそりと・・・

Img_0631_3

名前は分かりません。

ふうちゃんが撮ってくれました。

ちょっぴり、ほんのちょっぴり
心が温かくなりました。

帰らぬトラ

トラは
帰ってきません。

もう10日以上すぎました・・・・

家の周りを探し回っても、
全く姿が見えません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

家中がお葬式のような気分です。

母の布団の上を見れば
トラが寝ていた時を想い出します。

カーテンの側を通れば
トラが外を見ていた後ろ姿が
思い浮かびます。

何を見ても
トラの姿がだぶってしまいます・・・・

もう、これは、しっかり
家中がペットロス症候群。

「帰ってこないねえ・・」

この言葉が、我が家の朝の
挨拶代わりになりました。

掃除、洗濯、片付け・・
仕事の合間に、ふと気が付けば
トラを探している自分と
出会います。

テレビのコマーシャルで
猫が出てくれば、
「トラーーー」と叫んでいる私・・・・

猫さえ見れば、
トラだと見える・・・・

ああ・・・・・
もう、これは、重症だ・・・・

暫く、我が家は・・・・・病気中です。

トラを思って・・・

トラがいなくなって、
一週間がたとうとしている。

こんなに長い間、出かけたまま
ということは、今までにはなかった。
せいぜい3,4日が一番長かった
留守だった。

何処へ行ってしまったのだろう・・・
もう帰ってこないのだろうか・・・・

このところ続く雨を見ると
つい、思う・・・
雨なんて、今まで合ったことがないから
塗れて、しょぼくれてないかしら
寒くなって、震えてないかしら・・と。

殆ど家の中で育った猫だった。
外の厳しさなんて、
全く知らない猫なのだ。

お友達もいないだろうし・・・
仲間の猫を見るだけで
びっくりしてしまう猫なのだ・・・
いじめられてないだろうか・・・

喧嘩したって、
負けるに決まっているのだ・・・・
負けて、怪我をして、
動けなくなってないだろうか・・・

どこかで、助けを呼んでいる
のじゃないかしら・・・・・

ふと、気が付くと、
猫の声がしたような
そんな気がしてしまうのです。

出ていった、庭の隅を見るたびに
そこに、戻ってくるトラを
思い浮かべてしまう。

「ニャーン、帰ってきたよ」と、
元気な声で、こちらを見る姿が
見えてしまうのです。

居間を見れば
そこには、主のいなくなった
専用の布団が置いてある。
その上で、のんびり、ゆったり
寝ていたトラ・・・・
顔を隠して、寝ていたトラ・・・

「いつまでも寝てると、
目が溶けちゃうよ」と、
昼寝の邪魔をして、起こしては
「ほら、だっこの時間」と
いつも抱え上げたね・・・
迷惑そうだったトラ・・・・

母のベットの上で
まるで自分のベットのように
真ん中を占領して
丸くなっていたトラ・・・・

「何でも分かっていたのよ、トラは」と
母は言うのです。

「目が合うと、『乗ってもいい?』と聞くのよ、
いいよ、って言うと、やってきて
ニャン、ってひとことご挨拶してから
布団に乗るのよ・・・・礼儀正しい猫なのよ」

母は、本当に寂しそうです。

ただでさえ、小さくなってきた
母の後ろ姿が、また一つ小さくなった
そんな気がしてなりません。

そうですよね・・・
本当に母にべったりの猫だったのですから。

毎日三食の
ご飯をあげていたのは母。
昼間、一緒に布団で寝ていたのも母。

よくやる、猫の赤ちゃん帰りのしぐさ
お乳を飲むときに
母猫の乳を、もむ仕草を
母の脇の下のあたりで
よくやっていました。
きっと、母を親だと思っていたのでしょう。

「もう、帰ってこないわよねえ・・・
死んじゃったのかしらねえ・・・」

ぼっそり、口にする言葉は
禁句のはずだった・・・

動物は、自分の死期を知ると
姿を隠すのだそうです。

我が家で飼った猫で
その死んだ姿を見た猫は
1匹だけです。
何匹も飼ったのですけど、
殆どの猫は、死に顔をさらさないで
いなくなってしまいました。

今までの猫の飼い方だったら
それも、納得できるのですけど
トラは、別だと思っていた。
トラは、最後まで家にいる猫だと
思っていた。
だって、殆ど家の中で
暮らしていたのですから。

「猫の介護もあるんだってよ」と
母に話していたのです。
トラの介護もしようね・・・・と。

10年もいた猫も、初めてです。
元気で、医者知らずの猫
だったのです。

でも・・・
あんなに元気だったトラも
最近は、時々食事の後で
戻していることがよくあった。

「体調悪いのかしらね?
それとも、もう、年なのかしら」と
母と話していた、矢先だった。

「ひょっとしたら、
自分の死期を悟って、
戻ってこないのかもしれないわねえ」
と、寂しそうに言う母。

そうなのだろうか・・・・?

そうなの?
トラ・・・・
もう、帰ってこないの・・・・?

みんな、待ってるんだよ・・・
こんなに、心配して待ってるんだよ・・・

ご飯の時間になっても
「ニャン、ご飯?まだ?」と
騒ぐトラがいない・・・

空っぽの、トラのお茶碗が
台所の隅で寂しげです・・・・

« 2008年6月 | トップページ | 2008年8月 »

2014年9月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        

ピーコのブログ仲間

  • ホタルと月の国
    絵をお描きになる、浜辺の月さんのブログです。 油彩、水彩、鉛筆、パソコンなど、何でも使って描かれた素敵な絵が、たくさん載っています。絵を描くことの楽しさや、感動が伝わってくる気がします。
  • 信濃はまほろば
    信濃追分に週末住宅をおもちの、ヘンゼルさんのブログ。 自然、ひと、美しい物すべてを、素敵な写真で表現されています。
  • ふうちゃんの軽井沢滞在日記
    ふうちゃんが軽井沢から滞在中の出来事を発信しています。さらに、東京からの発信もあります。
  • ひとりごと
    絵をお描きになる、ぴえろさんのブログです。 日々の暮らしを楽しんでいらっしゃる様子が、素敵な絵と文章で表現されています。表情豊かな人物の絵がとても魅力的です。
  • ひなたぼっこ
    いろいろなことに、興味津々のタムさんのブログ。 あちこちにいらっしゃって、素敵な写真がいっぱいです。名前通り、心がぽかぽか、ほっとするひとときが待っている場所ですね。

ピーコのおすすめ!

  • ピーコ&ふうちゃんの部屋
    ピーコと、ふうちゃんが最初に立ち上げたHP! さっぱり理解できないパソコンと格闘して、どうにか作った代物です。
  • P&F in Karuzawa
    ピーコとふうちゃんのお部屋からおいだされたふうちゃんが、独立!軽井沢の風景、内田康夫の名所案内、軽井沢滞在日記などがあるHPです。

acces