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軽井沢の花たち

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2つの出来事・・・その5

なんだか話は、嘘っぽくなってきていると
思われるかもしれませんが、
そんなことはありません。

あの日、
本当に私は、田圃のあぜ道を
ドンドン走っていましたし、
何処へ続くやらさっぱり分からない場所を
ひたすら、おんぼろ車に乗って
病院を探しておりました。
そうなんです・・・我が家の車はなにせ
おんぼろ・・・車検を何度も更新した
古い型の日産マーチなんです。

この話を読んでいらっしゃる方には
こんなあほらしいことは
絶対に起こらないでしょうね。

みなさんの最新の車には
たぶん、カーナビなんていう
素敵な機能が
きっと付いているのでしょうから。

しかしながら、我が家のぼろ車には
そんな格好いい機能はもちろん
付いておりません。

カーナビどころか、
じつは、私の車には軽井沢の地図さえ
ろくにおいてないんです・・・・
ハハハ
(笑い事じゃないなあ・・・・
まずいですよねえ・・・・)

でも、なにせ、知らない道を走る
なんてことは、ほとんどないんですよ。
私の車はね。
知った道しか走らない・・・
限定車なんですから。

でまあ、話を進めまして、

とにかく、大きな道にでたので
その道をひたすら走っておりました。

どこか、道を教えてくれる
場所はないだろうかと、探しながら。

すると、前方左側に見えてきたのが
ドコモショップでした。

もう、こうなりゃ、ドコでもいい!!
(すいません、下手なしゃれで・・・)
たぶん、人がいて、道を教えてくれるなら
どんなところでも飛び込んでいたでしょう。

炎天下汗を拭き拭き
車を降りる頃には、
私の気分は最悪だった。

「なによ、あの救急隊員め!
ちょっとぐらい、後ろから付いていったって
いいじゃないの、本当に不親切なんだから
法律がなんだって言うのよ!」

と、心の中で毒づいて、

「呪ってやるー!」と
密かに・・密かにですよ、声に出しては
言えませんでした、もちろん・・・
叫んでいたのでした。

今思えばなんともはや、
とんでもない逆恨みです。
自分の方向音痴も、アホさ加減も忘れ果て
責任転嫁もいいところで
娘を運んでくれた、救急車に
怒りをぶつけていたんですから。

しかしながら、この世は捨てたものじゃありません。
捨てる神ありゃ、救う神あり、
まさに、このドコモショップが
私の救いの神様になったのでした。

髪を振り乱して、飛び込んできた
変なおばさんに、
ドコモショップのお姉さんは
仕事の手を休めて、
とても親切に道を教えてくれました。

「この道をまっすぐ行って
2つ目の交差点を左に曲がると
大きな道にでます、
その道を、ずっと進んで・・・・・
えーっと、そう、確か中華そばだったわ
「中華そば」って言う看板のある・・・・・
えーっと、確か、こうらくえん・・だったかなあ
そんな名前のお店だったわ。その
交差点を左に曲がると、浅間総合病院ですよ」

「中華そば」・・・

この言葉が、私のキーポイントだったんです。
これがしっかり、頭の中にインプットされた!!

本当に、本当にドコモのお姉さんには
感謝の言葉もありません。

私は、ひたすら、中華そばの看板を
左側に探しながら、とにかく走っていきました。

そうしたら・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ありました!!

「中華そば」・・・よくよく見れば
お店の上に、こうらくえん、と書いてあります。

ああ!!ここだ!!
これを曲がれば、病院に着く・・・・

そして、その角を曲がって、
前方に見えてきたのは
長方形の看板だった!!

「浅間総合病院駐車場→」

もう、ホント・・・この看板には
後光が差してましたね。
やっと・・・やっと着いたのですから・・・・・

病院に飛び込み、

「先ほど救急車で運ばれた
○○ですけど・・・娘は何処にいるでしょうか」

と、案内所できいて、
連れて行って貰った、救急室の
ドアを開ければ、
そこには、ストレッチャーに乗せられた
娘がいたのでした。

後で聞けば、
娘は、15分ほどでこの病院に
着いていたそうです。
そして、私が着いたのは、なんと
娘が着いてから1時間半以上も
たってからのことでした。

結局私は、救急車の4倍、一時間以上も
この辺りを、ウロウロ、走り回っていた
ということになったようです。

全く、とんでもない
方向音痴だと、我ながら情けない限りです。

さて、
部屋に入ってた私を見るなり
娘は、目に大粒の涙を浮かべて、一言

「お母さん・・・入院だって・・・」

入院・・・・・

まあね、もう、そのころには
ほとんど覚悟はしていましたよ。

点滴、救急車、とくれば次には次にやってくるのは
入院ぐらいなもんでしょうから。

だけど、家には、娘を待ってる2人の
お友達がいるんです・・・
接待役の娘がいなくなっちゃって
どうすりゃいいのよ・・・・・本当に
間が悪い時って、あるなあと、思わず
思わずため息がでたのでした。

娘の方は、もうそのころには
しっかり泣き顔でして
ボロボロ涙が出るばかり・・・・

全く、娘の泣き顔を見るとつい、
つい梅干しを想い出しちゃうのです。

だって、小さい顔が皺くしゃなんですもの。

「あのねーー
入院がなんだって言うのよ、
大体ね、もうあんたは、大人なのよ、
いい年をして、入院が悲しいって泣くなんて
全く、子供じゃないんだからね!」

と、つい、叱ってしまうのは、
世間体が気になる、母親の性でしょうね、たぶん。

入院して、苦しい咳をなおして貰えば
すぐに退院できるわよ、と
慰めの言葉をかけつつも、どうしても
叱りたくなってしまうんです。

だって、
娘は、もう20才をとっくに過ぎた
成人の女なんですから。

そうなんです・・・・
娘はおとな、しっかり成人

だけど、何せね
見かけはしっかり子供なんです。

こういうとき本当に得だと思いますね。

普段、柄が小さくて困ることは多いんですが
あんまりいいことはないです。
だけど、こういうときは本当に助かっちゃう。

娘の小ささは、ちょっと信じられないでしょう。
単に背が小さいと言うだけじゃないの
体重も少ないし、顔も小さい
顔だけじゃない、手も小さいし指も
何もかも小さくて、とにかく子供なんです。
誰が見ても、小学、5。6年生にしかみえない・・
いや、ひょっとしたら、4.5年生かも・・・・

ですから、
普通に見ているだけだと、
子供なんですね、
従って、親から離れるのが悲しいと
泣いていても、だーれも不思議に思わない。

ハハハ

喜んでいいのやら、悲しんでいいのやら・・・

とにかく、お陰でそばにいた
看護士のお姉さんが、優しく

「だって、不安になるんですものねえ・・・
ひとりぼっちなんてね・・・・」と
慰めてくれるんです。

この人、たぶん娘の年を分かってないなあ・・・
なんて思いながら、
全くしょうがない娘だと、
思っておりました。

その6へ続く

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