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むかしの話 2

さて、昔の話を書こうと思うんですが、
どこから始めればいいか・・・・

まず、母の話から始めたいと思います。

母は大正9年産まれで
今年86歳になります。

生まれは、福井県三国町。
自殺の名所として有名な東尋坊のそばの
小さな港町です。
といっても、母が生まれたのは
町中ではなくて、
そこからちょっと入った村の農家です。
聞くところによれば、村の地主だったようで
当時としては、とても裕福な家だったみたいです。

「裕福だったのだったら
子供の頃は、どんなものを食べていたの?」

「麦ご飯だったわよ。
お米と麦が混ざっているご飯と、みそ汁」

要するに昭和初期の、日本の農家の
食生活は、その程度のものだったようです。
おかずについてくるのは、漬け物程度だそうで
お魚は、たまに食べることがある、
そんな感じだったようです。
三国は港町なので、魚は結構売りに来たらしい。

「お肉は食べなかったの?」

「お肉はね、そうねえ、お祭りぐらいには
食べたかもしれないわね」

一年に一度、収穫の時期には
町のお肉やさんから、村まで売りに来る
行商人がやってきたらしい。

「それを、買って食べたんだけど
何の肉かねえ・・・犬の肉って噂もあったけど」

あんまり美味しい肉ではなかったようです。
これが、昭和初期の時代の普通の農家・・・
いえ、地主と言われた、裕福だった農家の
生活だったんです。
今から70年ほど前ぐらいでしょうか、
そんなに昔でもない・・・そんなころのことだと思うと
やっぱりびっくりしますよね。

「楽しかったのは、やっぱりお祭りかしら・・・
美味しかったのは、ぼた餅かなあ」

お正月には、お餅をついて食べたそうです。
あんこが付いたお餅がとても美味しかったようで
大好きだったと言います。
でも、そのお餅はあんまり食べられなくて
よく食べさせられたのは、粟餅という
粟と餅米が混ざっているお餅だそうです。

まあ、食べ物を考えただけでも
ずいぶん違うなあと思います。

そこで、娘にちょっと聞いてみた。

「ご飯にみそ汁だけですってよ」
「他にはないの?」
「漬け物ぐらいだって」
「毎日?」
「そう、毎日よ」
「うーん、毎日かあ・・・・?」

そうです、毎日ってところがやっぱり
ちょっとショックですよね。

台所は、石の流しに、竈
そして、いろりだそうです。
井戸の水がきていて、汲みに行くという
そんな手間はいらなかったようですが・・・

そうなってくると、娘にはもう想像すら
出来ない世界となるのでしょう。
私でも、書物の世界でしか知らない世界です。

それから比べれば、今の生活は
やっぱり、贅沢と、言われてもしょうがない
そんな感じもしますね。
それが時代の流れと言えば、それまでなんですけど・・・

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コメント

★タムさん、こんばんは!

そうですね、確かに贅沢って慣れちゃうんですよね。
私も子どもの頃、最初に食べた鳩サブレが美味しくてびっくりして、こんな物が世の中にあったのかと、感激したのを覚えているんですが、今食べてみると、大したことないなと思える。これってやっぱり、贅沢になったってことよね。
母の話を聞いていると、昔のことは結構覚えているんですよね。昔の話をするのも楽しそうだし。聞いておいて書き留めておくのは、いいことかなと、思うようになりました。父の話、その母の話なんて言うのも、聞いておけばよかったと、今頃思うんです。ちょっと遅いんですけどねえ。ほんの少し前のこと、なんですよ。それなのに、ずいぶん時代が変わったような気がする。
大切なことを、わすれちゃいけないかなと・・・・
日本人の良さもたくさんあったはずなのに・・・と
思ったりしてます。

こんにちは!
そうですよね、贅沢ってすぐ慣れてしまってもっともっとって人間はそれ以上を求める!人間って本当におろか!私たちの世代だと少しは一つ上の世代の方の苦労をわかる気がします(思い込みかな?)が、今の若い世代の方には想像もつかない世界かもしれません。

ピーコさんのお母様は私の亡くなった母とほぼ同じお年なのですね。頭もしっかりされていてお元気で何よりです。こうやって、日々お母様に話しかけられることはお母様にとってはとても有効なことと思われます。そして、昔の方からはたくさん学ぶことができるでしょうね。貧しくても心は相当に豊かだった人たちですから・・・

★オードリーさん、こんばんは!

そうなんです、ちょっとカルチャーショックですよね。
毎日がそれだと思うと、悲しくなっちゃいます。
でも、それが当然と思えば、我慢できるのかもしれませんね。卵ぐらいはあったようですが、殆どおかずがない食生活だったようで、そのせいかどうか、母の背丈は特に低いですね。今の子が背丈が高いのは、やっぱり栄養状態がいいからでしょうか。

そうですか、「ご飯とみそ汁だけ」・・・ですか。それでも生きていけるんですね。
おいしいものを知ってしまった現代人には、到底想像もつきません。

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