拡大縮小
久しぶりに、絵画教室で先生の指導のもと
デッサンのお勉強をした。
ほとんどこの教室は、自分で好きな絵を
描いているんだけど、たまに
先生が課題を持ってきて
描くことがあるのです。
今日は拡大のお勉強・・・
小下図を描いて、それを本画の大きな
画面に描くとき、画面を分割して
当たりを付けながら大きく拡大すると言う手法。
要するに、地図を拡大するときに
使う方法です。
で・・・最初に
北海道の絵を自分の頭に描いてみて
それを、図にしてみた。
(試しにやってみると面白いです、
北海道の地図はこちらです)
http://map.yahoo.co.jp/address/01/
あんまり覚えてないものですね。
菱形で函館当たりが、ちょこっと足が
出ている感じ・・・としか思いつかない。
およそ、北海道とは思えない図になってしまった。
次に、北海道の図をみて、
それを見ながら描いてみる。
今度はちょっとは、細かくなって
知床半島や、積丹半島などが
描かれるようになる。
それから、最後に、地図を八等分した
線を入れて、当たりを付けて、
描いていくと、これはもう、しっかり
北海道の地図になるのです。
なるほどね・・・デッサンも当たりを付けて
描いていけば、ちゃんとできあがるってわけか・・
とおもったのですが、
そこで、私はちょこっと意地悪をしてみたくなった。
「先生も北海道を描いてみてよ!」
我が先生、何せお優しいので、
そうですねと、おっしゃって、すぐに描いてくださった。
ところが・・・・
「うーん、うまく描けないですね」と
珍しく先生が、苦笑い。
思わず、「え?!」と、びっくりしてしまった。
だって、先生のデッサンって、
いつもすごく素敵!
花なんて描いたら、まさに本物そのもの
って感じなんですよ。
その先生が、北海道の地図が
うまく描けないなんて、ある分けないと思うじゃないですか。
そこで、ちょっと拝見したら
なるほど、いつもの精密画のような
花のデッサンとはちょっと違う。
普通の人の描く北海道でした・・・
そこでつい、一言多い私は・・・
「先生って、お花のデッサンはすごいのに・・・
なぜなの?」
「えーー、花は、構造が分かってますから
茎はこうなって、花はここから出てと
分かってますからね」
なるほど・・・先生のデッサンって
もう、ちゃんと頭に入っている部分があるのね。
デッサンしているだけじゃないんだ・・・
それだけ、沢山のお花や、景色を描いて
いらっしゃったということなのかもしれません。
専門家と言われる人は、それだけやっぱり
努力もなさっているということでしょうか。
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