見た目・・・・
最近おじゃました某ブログのサイトに、毛染めのお話が出ていた。
実は、私も若い頃からの白髪でして、もう何十年も白髪染めのご厄介になっている。やったことのない方は、分からないだろうけど、これが結構面倒でして、やり出すとほぼ半日かかってしまう。だいたい、一人で染めるのはまず無理・・・だって後ろの方は自分じゃ見えないですからね。どうしても、誰かに手伝ってもらわないと出来ないのであります。
おまけに、この毛染めって凄く毛に負担がかかる。毛を痛めるのです。お陰ですっかり細くなってしまった毛、だんだん、薄くなってきているみたいでもある。ああ・・・年だなあと、染めるたびに、何とも切なくなるこの頃。
そこで、この6月頃から、「もう、毛染めはやめよう!」と決心した。いっそのこと真っ白にしてしまえば、毛にも負担がかからないし、それに何より面倒くさくない。真っ白も案外綺麗かもしれない、なんて勝手に想像して、やめることにしたのであります。
それから、数ヶ月、この期間が一番嫌な時期ですね。だって毛の生え際は白髪でしょ、だけど上の方は、前に染めた茶色・・・要するにまだら模様の毛なんですからねえ。
想像してみてください・・・・・・・・・・・いと哀れ・・・・ですよねえ。(;_;)
そして、そして、どうにか9月を迎えた。毛はすっかり真っ白、若干後ろの方に茶色の毛は残っておりますが、ほとんど真っ白になってしまった。
よし!これで面倒な毛染めとはおさらばできるぞ!と自分じゃ結構納得していたのです。
ところがある日のこと、某デパートまで出かける為に電車に乗ったところ、その日はあいにく車内は混んでいた。中の方に入って、つり革につかまっていると・・・
「どうぞ・・・」と、若者が席を立って、座るように示している。
へ?誰のこと?と、一瞬周りを思わず見回してしまった私。
まさかあーーー嘘でしょうーーーーわたしのはずがないーーーー
私は、席を譲られるほど、年寄りじゃないぞ!と、一瞬思ってしまった。
その昔、母が言っていた、「席を譲られるのって、有り難いようで、有り難くないのよね、だって年寄りだって事の証明みたいなものだもの」と。
なるほど、このことだったのだ!聞いていたそのときは、そんなものかいなと、不思議な気持ちで聞いていたのです。だって、座った方が楽だって、いつも言ってる母でしたからね。いざ自分の話となってみると・・・・・
とにかく、席を譲られた私、その場は、まあ、好意に甘えることにしました。だって、せっかく親切で譲ってくれくれたのですから、断るのも角が立つ。でも、でも、内心は複雑・・・・
あああ・・・・それもこれも、毛染めをやめたせいかなあ・・・・見た目って結構大切なんだわ・・・・しみじみ思った次第でありました。
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コメント
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バタ子さんいらっしゃいませ。
お母様の白髪染めですか・・・私も母のを手伝いましたね。
今は逆に、自分のを今度は、母に手伝ってもらっております。
そうなんですよ、「おばさん」よりももっとショックですよ。まさか自分が、そんなこと言われるわけがないと、自負していましたから、やっぱりガックリ来ますわ。
ただ、「大丈夫」なんて言われるのも、ちょっとねえ・・・せっかく親切でやったことなのに。そのお気持ちもよく分かります。なかなか難しいです、人の気持ちは・・・
投稿: ピーコ | 2005年10月19日 (水) 21時43分
母の白髪染めに私も付き合っていましたよ(笑)
そしてピーコさんと同じように「白髪染めやめたい。」
って言っていたけれど、ブチが嫌でやめられないそうです。
なるほど~。「おばさん」と初めて言われる日も
ショックだと聞いていますが、席を譲られるのも
同じような気持ちになるのですね・・・。
私も席を立ったときに
「まだ元気なので大丈夫よ♪」と言われた思い出が。
投稿: バタ子 | 2005年10月18日 (火) 21時52分